日本語特論Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 日本語特論Ⅱ
科目番号 0306 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】講師作成のハンドアウト/【関連図書】『留学生のための時代を読み解く上級日本語』スリーエーネットワーク 『大学・大学院 留学生の日本語③』アルク 『国境を越えて』新曜社  等 新聞記
担当教員 田上 栄子

到達目標

・現代の日本・日本人に関して、興味をもって情報を取ろうとする姿勢を持つ
・内容に応じて、適切な語彙や表現が使えるようになる
・文章や映像の論理構成を読み解くことができる
・根拠のある意見を述べることができる
・論理的に構成し、説得力のある発表ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1社会的な話題など、何らかの情報を発信する際、適切な範囲の語彙や表現が,必要な時に適切に使える 社会的な話題など、何らかの情報を発信する際、限られた範囲の語彙や表現が使える社会的な話題など、何らかの情報を発信する際、必要な範囲の語彙や表現がほとんど使えない
評価項目2論理的な構成で、説得力のあるわかりやすい発表ができる。不十分ではあるが構成が考えられており、発表内容がだいたいわかる。論理的構成をすることが難しく、内容がわかりにくい
評価項目3聞き手の役割をしっかりと理解し、積極的にコミュニケーションに参加できる。聞き手の役割をある程度理解し、自信のなさを残しつつも、コミュニケーションができる聞き手の役割が理解できておらず、自分が一方的に話すのみである。
評価項目4情報発信のために、たいへん明確に構成された視覚資料が作成できる情報発信のために作成された視覚資料において、わかりにくい内容が部分的にあっても、全体の理解を妨げるものではない。視覚資料が、発表内容と合わない、論理的構成が見られないなど、内容理解の妨げになる

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
学習目標(授業のねらい)
・社会的な話題について適切な語彙・表現を獲得して、使えるようになる
・聞き手の反応にも意識を向け、参加者間の相互作用に参加することができる
・日本語で述べたいことをまとまった談話として構成して、説得的に伝えることができる
・情報発信のために、構成の明確な視覚資料の作成ができる
授業の進め方・方法:
講義(20 %)B(100%)、授業手法1
演習(80%) B(50%) C(50%)、授業手法3・4・6
注意点:
授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 きっかけを語ろう 経緯をわかりやすく説明する
間接的な質問の意味を理解する
物事の決め方について理解する
2週 比べて良さを伝えよう 比較しながら説明する
場面に適した説明表現を使いこなす
相手の気持ちを引き付ける工夫をする
3週 動きの順序を説明しよう 動作の流れを説明する
順序を示すことばを使いこなす
4週 ストーリーを話そう 展開がわかるようにストーリーを話す
接続の表現を効果的に使う
5週 ストーリーを話そう 展開がわかるようにストーリーを話す
接続の表現を効果的に使う
6週 最近の出来事を話そう できごとをわかりやすく説明する
引用を効果的に使う
感情を生き生きと伝えて共感を得る
7週 健康について話そう 因果関係を説明する
社会的な話題を論理的に話す
8週 将来の夢を語ろう 理由や背景とともに説明する
抽象的な表現を使いこなす
互いの価値観の違いを知り、認め合う
4thQ
9週 チームで協力 自分の役割を明確に持って、議論に参加できるようになる
理解したことを他の人にわかりやすく説明できるようになる
10週 チームで協力 自分の役割を明確に持って、議論に参加できるようになる
理解したことを他の人にわかりやすく説明できるようになる
11週 上手な意見の伝え方 多様な価値観を受け入れたうえで自己を主張する
要点をつかみ、聞き手に届ける
12週 上手な意見の伝え方 多様な価値観を受け入れたうえで自己を主張する
要点をつかみ、聞き手に届ける
13週 グラフや表を説明しよう 具体的な数値を示して、社会の動きを説明する
目的に応じてグラフや表をわかりやすく説明する
14週 グラフや表を説明しよう 具体的な数値を示して、社会の動きを説明する
目的に応じてグラフや表をわかりやすく説明する
15週 期末試験
16週 フィードバック

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験平常点(課題・授業参加度)合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000