到達目標
・越中富山の歴史的特徴を説明できる。
・絵画史料(絵図・地図)を調査・分析し、説明できる。
・歴史的事象と現代社会の地域問題とを結び付け、意見を持つことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 各時代の越中富山の歴史的特徴を具体的に説明できる。 | 越中富山の歴史的特徴を説明できる。 | 越中富山の歴史的特徴を説明できない。 |
評価項目2 | 絵画史料(絵図・地図)を詳細に調査・分析し、説明できる。 | 絵画史料(絵図・地図)を調査・分析し、説明できる。 | 絵画史料(絵図・地図)について説明できない。 |
評価項目3 | 歴史的事象と現代社会の地域問題とを結び付け、意欲的に自分なりの意見を持つことができる。 | 歴史的事象と現代社会の地域問題とを結び付け、意見を持つことができる。 | 歴史的事象と現代社会の地域問題とを結び付けることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 B-6
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JABEE 1(2)(a)
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ディプロマポリシー 3
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教育方法等
概要:
古代から近現代までの全時代を対象とした日本地域史特論。本講義では特に「越中富山」の地域史・郷土史を集中的に扱う。「越中」という国名ができる前から、京・朝廷(関西)との結びつきを強めていき、武士や一向宗の勢力との戦乱を経て、「富山」を中心とした城下町整備が進み、江戸・幕府(関東)との関係を深め、明治以降、「富山県」が出来上がり、現代に至るまでの流れを、順を追ってみていく。私たちの生きる地域がどのように形成され、中央政権や隣接地域と関わり合ってきたか、先人の足跡を辿ることで、将来、富山県やこの地域に住む私たちがどのような方向へと進んでいくのかを考えていく。将来社会人として自立し、日本をはじめ世界の広い地域の人々とグローバルに接する機会に役立つように、そして誇りを持ってポジティブに説明・紹介できるように、自分の生まれ育った郷土、或いは勉学を積んだ地についての知識・教養を豊かなものにする。
授業の進め方・方法:
講義形式で毎回資料を配布する。参考文献等は授業中に紹介する。時々作業プリントや授業の感想等の提出を求めることがある。
注意点:
授業の進度・内容は学生の理解度によって変更することがある。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス、コシノクニという地域について① |
「越中」と「富山」という地名の由来について。
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2週 |
コシノクニという地域について② |
縄文・弥生時代の自然環境と遺跡・遺物、不動堂遺跡、江上A遺跡について。
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3週 |
コシノクニという地域について③ |
古墳時代の遺跡・遺物と金属器の出現、杉谷4号墳について。
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4週 |
古代律令体制と越中国の誕生① |
飛鳥時代の政治・国際情勢と渡来人、環日本海における高麗神社について。
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5週 |
古代律令体制と越中国の誕生② |
五畿七道の行政単位と越中国、古代駅制と自然環境との関わりについて。木簡を読む。
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6週 |
古代律令体制と越中国の誕生③ |
大伴家持と万葉集の成立、東大寺大仏造営と越中国の関わりについて。
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7週 |
越中武士団の動向と浄土真宗の浸透① |
平安時代の越中と立山信仰、木曽義仲の行軍と倶利伽羅峠の戦いについて。
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8週 |
越中武士団の動向と浄土真宗の浸透② |
放生津の都市整備と地元武士団の経済活動について。
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4thQ |
9週 |
富山藩の成立と城下町整備の始まり① |
蓮如上人の北陸布教と浄土真宗の浸透、佐々成政と富山城について。
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10週 |
富山藩の成立と城下町整備の始まり② |
加賀藩、富山藩の北国街道整備と参勤交代について。絵図を読み解く。
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11週 |
富山藩の成立と城下町整備の始まり③ |
朝鮮通信使と越中富山、行列を支える人々について。
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12週 |
富山藩の成立と城下町整備の始まり④ |
富山売薬・北前船の経済活動と富山城下、港町の発展について。
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13週 |
近現代の富山県地域と工業・産業化① |
安政大地震と常願寺川治水事業、御雇外国人デ・レーケについて。
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14週 |
近現代の富山県地域と工業・産業化② |
越中船橋の風景と神通川治水事業、富岩運河開削と産業化の進展について。
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15週 |
近現代の富山県地域と工業・産業化③ |
富山県の工場誘致と鉄道・港湾整備、富山大空襲と復興の軌跡について。
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16週 |
まとめ、レポート提出、復習作業 |
私たちの生きる越中富山の歴史を振り返り、富山県の未来について自分なりの意見を持つことができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 提出物 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 10 | 80 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 10 | 80 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |