到達目標
・日本における地域社会の歴史的形成過程を理解する。
・歴史事例を題材として分析能力と論理的考察力をつける。
・越中(富山県)など北陸地域の歴史的特徴を説明できるようになる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 日本史の全体的な流れを理解し、主要な人物や制度、事件等に関する詳細な知識を習得している。 | 日本史の全体的な流れを概ね理解し、主要な人物や制度、事件等に関する基本知識を習得している。 | 日本史の全体的な流れを理解できず、主要な人物や制度、事件等に関する基本知識も欠如している。 |
評価項目2 | 歴史的事象の詳細な内容と、その意義を正確に理解して、論理的に説明することができる。 | 歴史的事象の概要と、その意義を概ね理解して、文章で説明することができる。 | 歴史的事象の知識が不十分で、その意義もほとんど理解していないので説明することができない。 |
評価項目3 | 富山県を含む北陸地域史の詳細な知識を習得し、他地域との差異や、日本史全体の中での位置づけを十分に理解している。 | 富山県を含む北陸地域史の基本的な知識を習得し、他地域との差異や、日本史全体の中での位置づけを概ね理解している。 | 富山県を含む北陸地域史の知識が不十分で、他地域との差異や、日本史全体の中での位置づけを理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 B-6
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JABEE 1(2)(a)
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ディプロマポリシー DP1
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教育方法等
概要:
歴史の諸事例を題材として、社会の諸現象を多面的に且つ深く掘り下げる考察力をつける。
富山県を含む北陸地域の中世・近世政治史を主題とする。私たちの生きる地域がどのように形成され、中央政権や隣接地域と関わり合ってきたかを考えていく。地方史の事例を通じて、日本社会の複雑で多様な諸相を理解し、中央の視点による「通史」の再考をはかる。
身近なローカル地域についての歴史的知識・教養を身につけることで、グローバル化の進行が著しい現代社会において自分の立ち位置を認識し、しっかりと地に足の着いた思考ができるようになることを最終的な目標とする。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義
板書と授業時に配布するレジュメの内容を定期試験の主な出題根拠とする。
学修単位のため、15時間相当の授業外学習が必要である。
授業外学習・事前:前回講義の復習および予習を行ってから授業にのぞむこと。日本史の基礎的な知識が不足している学生は、各自教科書(高等学校レベル以上)などの教材を用いて学習しておくこと。
授業外学習・事後:授業で指示した課題を調べる。
注意点:
授業の進度・内容は学生の理解度によって変更することがある。
本科目では、60点以上の評価で単位を認定する。
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。
定期試験の成績が追認試験を受けるに値するレベルにない場合、追認試験願いが提出されたとしても別途事前課題を課すこととし、この課題が教員の定める水準に到達していなければ、追認試験を受けることはできない。また、未履修の場合は追認試験を受けることができない。
追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス、北陸地域史の基礎知識 |
授業の説明、越中国など北陸地域に関する歴史の基礎知識
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2週 |
古代律令体制概説 |
律令体制における中央・地方行政制度とその変容
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3週 |
日本中世史概説Ⅰ |
鎌倉幕府の制度と鎌倉時代の主要な出来事
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4週 |
日本中世史概説Ⅱ |
室町幕府の制度と室町時代の主要な出来事
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5週 |
北陸中世史概説 |
鎌倉・室町時代の越中国など北陸地域における統治体制と諸勢力の動向
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6週 |
一向一揆と北陸Ⅰ |
浄土真宗本願寺派の成長と一向一揆の登場
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7週 |
一向一揆と北陸Ⅱ |
加賀一向一揆の実態と変容
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8週 |
中間試験 |
1~7週の学習内容の確認
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4thQ |
9週 |
北陸における戦国動乱Ⅰ |
北陸各地における戦国大名・「地域国家」の形成
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10週 |
北陸における戦国動乱Ⅱ |
上杉謙信による越中支配
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11週 |
北陸における戦国動乱Ⅲ |
石山合戦と北陸諸勢力、織田信長の北陸進出
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12週 |
近世北陸史Ⅰ |
織豊政権による天下統一と北陸地域の変容
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13週 |
近世北陸史Ⅱ |
藩政の成立過程:江戸幕藩体制下の北陸諸藩
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14週 |
近世北陸史Ⅲ |
加賀藩前田家による加越能支配の実態
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15週 |
期末試験 |
中間試験以降の学習内容の確認
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16週 |
復習、成績確認 |
期末試験の成績確認、授業全期間の総括
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 提出物 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |