総合英語Ⅳ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 総合英語Ⅳ
科目番号 0061 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気制御システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 Fundamental Science in English I / 同 Workbook (成美堂)
担当教員 青山 晶子

到達目標

1. 英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、正確な英文を書くことができる。 
2. 中学レベルの理科と数学で扱われる内容の専門用語を正しく綴り発音することができる。また、数や単位、数式や公式など、科学的な事象の記述の基礎表現を、自然な英語で音読できる。
3. 科学的な事象の記述に多用されるパラグラフの構造を正確に分析し、トピックを中心とする正しい情報の読み取りができる。
4. 科学的な事象の記述に多用される以下の表現を使って、簡潔で明確な英文で書くことができる。
(a). 態(能動態・受動態)の考え方を理解し、文脈に応じて正しい主語と適切な態で英文を書くことができる。
(b). 英語の時制について、書き手の意識を理解することができる。また、適切な時制を使って英文を書くことができる。 
(c). 準動詞(不定詞・動名詞・分詞)の性質を理解し、英文の構成要素として正しく使うことができる。 
(d). 関係詞の用法を理解し、理数系の文脈で正しく使うことができる。
(e). 無生物を主語とした動作動詞を使った英文や、一般英語の学習内容を超える冠詞や前置詞の用法を使って、理工系の文脈にふさわしい英文を書くことができる。
5. 中学レベルの理科と数学の内容について、簡潔で自然な英語を使って、口頭で内容を伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、綴りや文法に誤りのない正確な英文を書くことができる英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、おおむね正確な英文を書くことができる。英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しい判断ができない。また、綴りや文法事項に誤りのない英文を書くことができない。
評価項目2中学レベルの理科と数学で扱われる内容の専門用語を正しく綴り発音することができる。また、数や単位、数式や公式など、科学的な事象の記述の基礎表現を、自然な英語で音読できる。中学レベルの理科と数学で扱われる内容の専門用語を、おおむね正しく綴り発音することができる。また、数や単位、数式や公式など、科学的な事象の記述の基礎表現を、おおむね自然な英語で音読できる。中学レベルの理科と数学で扱われる内容の専門用語を正しく綴り発音することができない。また、数や単位、数式や公式など、科学的な事象の記述の基礎表現を、自然な英語で発音できない。
評価項目3科学的な事象の記述に多用されるパラグラフの構造を正確に分析し、トピックを中心とする正しい情報の読み取りできる。科学的な事象の記述に多用されるパラグラフの構造をおおむね正確に分析し、トピックを中心とする情報の読み取りができる。科学的な事象の記述に多用されるパラグラフの構造の分析ができず、トピックを中心とする情報の読み取りができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる
JABEE 1(2)(f) 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
理工系の英文の構造や特色を理解し、意味を正確に把握するための基礎となる英文法を体系的に学習する。英文を通して新しい科学の知識を得るのではなく、これまでに既習・既知の科学的事実を比較的平易な英語を通して理解・確認することにより、理工系英語独特の表現に慣れると同時に、学習者が自身の興味関心について発信できる英語運用能力を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
1回の授業はおおむね次の手順で進める。事前に行う準備として講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと。
①単元ごとに本文と新出・重要単語の復習テストを行う。
②課題の確認
③新単元の単語と本文中の重要表現の確認。
④音読練習・教科書の練習問題
⑤課題(発展的な問題および復習用の問題)の配布と説明
和訳や説明、音読用のデジタルファイルは、全てTEAMS上にアップしてある。
授業前は、新単元の単語と本文中の重要表現を予習し、授業後はワークブックの該当範囲で復習をすること。
注意点:
テキストは、既習・既知の科学的事実を平易な英文で丁寧にまとめたものであり、1ユニット毎の語数は比較的少ない。ユニット毎に文法事項がピックアップされているので、予習は容易であろう。専門用語がやや多く見えるが、その用語さえ予習すれば文法的に戸惑うことはさほどない。十分に予習したうえで授業に臨み、疑問点はすぐに質問し、早めに復習して知識を定着させる、という学習サイクルを早く身につけることである。以下に留意する。
・学修単位のため、60時間相当の授業外学習が必要である。
 授業外学習・事前:授業内容を予習する。
 授業外学習・事後:授業内容に関する復習をし、ワークブックの問題を解く。ワークブックは提出物として評価する。
・シラバス記載内容は、学生の理解度に応じて変更する場合がある
・TOEIC IPと公開テストを必ず受験すること。
・総合英語IVを履修しないと後期開講の総合英語Vを履修することはできないので注意すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
選択

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、数・単位・数式の読み方、品詞と文構造の基礎 授業ガイダンスおよび桁の大きな数、分数、n乗、根号、様々な単位、数式を正確に読むことができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
2週 Lesson 1 Numbers and Calculations Part 1 Part2 加算・減算を英語で運用できる。
「How many ~、How much~ 」を運用できる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
3週 Lesson 1 Numbers and Calculations Part 3 乗算を英語で運用できる。
to不定詞の形容詞用法と副詞用法を運用できる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
4週 Lesson 1 Numbers and Calculations Part 4 除算を英語で運用できる。
分詞の形容詞用法を運用できる。
接触節を運用できる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
5週 Lesson 2 Figures Part 1 様々な図形を英語で表現できる。
関係代名詞の制限用法を運用できる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
6週 Lesson 2 Figures Part 2 関係代名詞の制限用法を運用できる。
「so that S+V」を運用できる。
「twice, the square of, not only~ but also」 等の表現を活用できる。
7週 Lesson 2 Figures Part 3 「twice, the square of, not only~ but also」 等の表現を活用することができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
8週 中間試験 1-7週の授業内容についての試験を行う。
2ndQ
9週 Lesson 2 Figures Part 4、5 中間試験の解説を行う。
関係代名詞の非制限用法を活用することができる。
「not A but B」を正しく運用することができる。
分数を正確に表現できる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
10週 Lesson 3 State of Substance Part 1 結果を表すto不定詞を運用することができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
11週 Lesson 3 State of Substance Part 2 「前置詞+関係代名詞」および様々な比較表現を運用することができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
12週 Lesson 3 State of Substance Part 3 間接疑問、否定の副詞hardly、「the+比較級~, the+比較級~」の表現を活用・運用することができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
13週 Lesson 4 Graphs and Functions Part 1/2 関係副詞および「助動詞+受動態」を正しく運用できる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
14週 Lesson 4 Graphs and Functions Part 3 both A and Bやnot A or Bを正しく運用できる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
15週 期末試験 1-14週目までの内容について試験を行う。
16週 答案返却・解説 試験解説、成績評価の確認、達成度調査および授業アンケートを行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題・提出物合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000