日本語特論Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 日本語特論Ⅱ
科目番号 0069 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気制御システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】講師作成のハンドアウト/【関連図書】『留学生のための時代を読み解く上級日本語』スリーエーネットワーク 『大学・大学院 留学生の日本語③』アルク 『国境を越えて』新曜社  等 新聞記事、映像資料
担当教員 中河 和子,高畠 智美,要門 美規

到達目標

留学生として、日本社会を分析する試み(情報の読み取り・整理など)を、いろいろなメディア(TV番組、アニメ映画、漫画、新聞・雑誌記事、自治体広報など)を用いてする。日本社会を読み解くための身の回りのリソースを、まだ活用しきれていない留学生に、それを活用する手立てを与える。さらに、そこから得たものを日本語で情報発信する力を養成する。現代日本社会を分析する手立てとして、学生の興味もはかりながら、多様なテーマを取り上げる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自文化の様々な側面や与えられた情報を、多角的に捉えようとする姿勢があり、また言語化できる自文化の様々な側面や与えられた情報を自分なりの分析を試みようとするが、深まらないことがある。自文化の様々な側面や与えられた情報をうのみにし、多角的に考えようとする姿勢がみられない
評価項目2自身の意見や説明をまとまった談話として的確に構成できる自身の意見や説明をまとまった談話としてなんとか構成できるが、ある程度準備の時間が必要である。自身の意見や説明をまとまった談話として構成することができない。
評価項目3文字資料、さらに映像資料を読み取るためのスキルを獲得し、比較的自由に扱うことができる。文字資料・映像資料を読み取るためのスキルをまだ部分的にしか獲得していない。文字資料、映像資料を読み取ることに非常に時間がかかり、答えを提示されないと理解ができないことが多い。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
1つのテーマをなるべく多角的に捉える姿勢を身につける。
日本社会に対してすでに持っている知識や、自文化への固定的な見方を洗い直してみる。
自身の述べたいことをまとまった談話として構成する力を養う。
授業の進め方・方法:
担当教員による講義および演習。コミュニケーション重視の授業なので、授業形態として教員⇔学生の双方向のやり取りを主として、教員⇒学生の一方向の講義等は30%程度とする。できる限り多く、学生の能動的学びを導く学習方法を取り入れる。
注意点:
授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 現代日本事情「現代日本の流れ」
映像読解のスキル
2週 現代日本事情「現代日本の流れ」 先進国の現代を読み解く概念の理解
3週 現代日本事情「現代日本の流れ」 映像読解のスキル
4週 現代日本事情「公害」:映像読解 映像読解のスキル
5週 現代日本事情+読解「公害」 先進国の現代を読み解く概念の理解
6週 ステレオタイプ「記憶の仕組み」 構成読み
 早く正確に読む
7週 ステレオタイプ「記憶の仕組み」 構成読み
 早く正確に読む
8週 若者について メディアの捉え方から分析する
4thQ
9週 若者について メディアの捉え方から分析する
10週 ジェンダー
11週 ジェンダー
12週 対話(テーマは学生の状況を見て判断する) 相手を意識した傾聴の態度
対話において、意見を論理的に構成して、話すスキル
13週 対話(テーマは学生の状況を見て判断する) 相手を意識した傾聴の態度
対話において、意見を論理的に構成して、話すスキル
14週 対話(テーマは学生の状況を見て判断する) 相手を意識した傾聴の態度
対話において、意見を論理的に構成して、話すスキル
15週 期末テスト
16週 フィードバック

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験平常点(課題・授業参加度)合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000