電気電子基礎

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電気電子基礎
科目番号 0075 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気制御システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 プリント、電気電子数学入門(森北出版)
担当教員 吉田 晃基

到達目標

1. 直流回路の基本的な性質を理解し、計算を行うことができる.
2. 電気数学の基本を理解し、計算を行うことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1直流回路の基本的な性質を理解し、ほぼ完ぺきに計算を行うことができる直流回路の基本的な性質を理解し、計算を行うことができる。直流回路の基本的な性質を理解し、計算を行うことができない。
評価項目2電気数学の基本を理解し、ほぼ完ぺきに計算を行うことができる.電気数学の基本を理解し、計算を行うことができる.電気数学の基本を理解し、計算を行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本学科の中心科目である電気系科目を学んでいくにあたって必要となる回路計算や電気数学の基礎を習得することを目的とする。
授業の進め方・方法:
(前期)講義形式を中心に授業を進める。
(後期)講義形式に加えて演習形式を中心に授業を進める。

事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く。
注意点:
<評価>
定期試験、その他(レポート等)を総合的に評価する.各評価は、定期試験80%、その他20%の割合とする。単位認定には50点以上の評定が必要である。

<追認試験>
評価が50点に満たない者は、願い出により追認のための課題を受けることができる。追認課題の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を50点とする。

<授業計画>
授業計画は、学生の理解度等に応じて変更する場合がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の進め方を理解できる。
2週 基礎電気① 電流、電圧、電子及びオームの法則について理解できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
3週 基礎電気② 前回授業の内容の演習を行い、問題を解くことができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
4週 基礎電気③ 直列と並列、および分流と分圧について理解できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
5週 基礎電気④ 前回授業の内容の演習を行い、問題を解くことができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
6週 基礎電気⑤ 抵抗接続の応用(直並列、分流器、分圧器)について理解できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
7週 基礎電気⑥ 前回授業の内容の演習を行い、問題を解くことができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 基礎電気⑦ ブリッジ回路、キルヒホッフの法則について理解できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
10週 基礎電気⑧ 前回授業の内容の演習を行い、問題を解くことができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
11週 基礎電気⑨ 抵抗率、導電率、抵抗の温度係数が理解できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
12週 基礎電気⑩ 前回授業の内容の演習を行い、問題を解くことができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
13週 基礎電気⑪ 電力と電力量、電流の発熱作用について理解できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
14週 基礎電気⑫ 前回授業の内容の演習を行い、問題を解くことができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
15週 前期期末試験
16週 答案返却、解説、アンケート
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業の進め方を理解できる。
2週 電気数学①(グラフ作成の基礎) グラフ作成時のルールに則ってグラフが作成できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
3週 電気数学②(測定誤差と有効数字) 誤差の取り扱いについて理解し、有効数字を考慮した計算ができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
4週 電気数学③(単位や次元) 単位や次元について理解し、計算できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
5週 電気数学④(整式の計算) 整式の加算、減算、乗算、除算ができるようになる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
6週 電気数学⑤(複素数1) 複素数の性質を理解し、四則演算ができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
7週 電気数学⑥(関数と平面図形) 1次関数、2次関数のグラフが作図できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 電気数学⑦(三角関数1) 三角関数の振幅・角周波数・初期位相について理解し、グラフが作成できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
10週 電気数学⑧(三角関数2) 加法定理を応用して、正弦波関数の分解と合成ができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
11週 電気数学⑨(複素数2) 複素数の直交表示と極表示を理解し、複素平面上で示せる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
12週 電気数学⑩(ベクトル算法) ベクトルの和・差・スカラー倍の定義を理解し、計算ができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
13週 電気数学⑪(指数関数と対数関数1) 指数関数・対数関数を理解し、グラフが描ける。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
14週 電気数学⑫(指数関数と対数関数2) 対数目盛のグラフの使い方がわかる。デシベルの計算ができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。授業外学習・事後:授業内容を復習する。
15週 後期期末試験
16週 答案返却、解説、アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。2前2
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。2前2
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。2前9
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。2前4
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。2前9
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。2前13

評価割合

定期試験発表相互評価態度ポートフォリオその他(レポート)合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力00