応用物理Ⅲ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 応用物理Ⅲ
科目番号 0099 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気制御システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 新・基礎力学 (永田一清著,サイエンス社) 初歩から学ぶ基礎物理学 力学II((柴田洋一他著 大日本図書)
担当教員 藤崎 明広

到達目標

1. 剛体の運動方程式を立て,これを解いて運動の性質を求めることができる。
2. 慣性系と非慣性系を理解し,見かけの力がある場合の運動を求めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1剛体の運動方程式を立て,それを解いて運動およびエネルギー,角運動量などの物理量を求めることができる。剛体の運動方程式を立て,それを解いて運動を求めることができる。剛体の運動方程式を立て,それを解いて運動を求めることができない。
評価項目2慣性系と非慣性系の区別ができ,見かけの力がある場合の問題を解くことができる。慣性系と非慣性系の区別ができる。慣性系と非慣性系の区別ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-5 説明 閉じる
JABEE 1(2)(c) 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
少数の基本的な法則を基にして様々な現象がどのような考え方をして説明できるかを学ぶ。応用物理I,IIの知識を基にして剛体の固定軸の周りの回転運動および平面運動を学ぶ。また,慣性系と見かけの力について学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業および演習
注意点:
4年前期までの数学,物理の知識を前提として授業を行うので,わからないところは復習しておくこと。また,授業前日には授業資料及び教科書の該当箇所を読んでおき,授業後には授業中にやった練習問題,または教科書の練習問題を解き直しすこと.レポートが課せられた時には問題を解いて提出すること.本科目では、60 点以上の評価で単位を認定する。
評価が 60 点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることがで きる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その 評価を 60 点とする。
学修単位のため,15時間相当の授業外学習が必要である 

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 重心(I) 質点系の重心を求めることができる.
2週 重心(II) 重心を求める演習問題を解くことができる.
3週 質点系の運動方程式
剛体とは 
剛体を定義し,剛体の重心を求めることができる。
4週 2体問題
2個の質点が力を及ぼしあっている時の運動方程式を立て,重心および相対運動の方程式を導くことができる。
5週 衝突問題 1次元の衝突問題を保存則を用いて解くことができる.
6週 2次元における弾性衝突
2次元の衝突問題を解くことができる.
7週 剛体の運動方程式
剛体の回転運動,特に固定軸の周りの回転運動を表す方程式を導くことができる。
8週 中間テスト
4thQ
9週 中間テストの解答
10週 剛体の釣り合い 剛体に働いている力が釣り合っているかどうかを判断できる。また,釣り合いの安定性が判断できる。
11週 固定軸の周りの回転運動 固定軸の周りの回転運動の運動方程式を求めることができる。
12週 慣性モーメントの計算 剛体の慣性モーメントを計算によって求めることができる.
13週 剛体の平面運動(I) 剛体の平面運動についての練習問題を解くことができる。
14週 剛体の平面運動(II) 剛体の平面運動についての練習問題を解くことができる。
15週 期末試験
16週 期末テストの解答,アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000