計算機システムⅡ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 計算機システムⅡ
科目番号 0109 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気制御システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「2020年度版 基本情報技術者標準教科書」オーム社
担当教員 佐藤 圭祐

到達目標

(本科目履修後,受講者は以下のことができるようになる.)
1. コンピュータ基礎理論に関する知識を身に着け,それに関する計算ができる.
2. アルゴリズムとプログラミングについて理解できる.
3. コンピュータシステムの構成を理解し,システムの性能を評価できる.
4. ネットワークやデータベースの原理をまなび,運用方法を理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.コンピュータ基礎理論に関する知識を身に着ける.2進数による数や文字の表現方法を理解し,計算できる.2進数による数や文字の表現方法を理解している.2進法による数や文字の表現方法を理解できない.
2. アルゴリズムとプログラミングを理解している.データの構造を理解し,各種のアルゴリズムを実装できる.各種のアルゴリズムを理解できる.データ構造やアルゴリズムを理解できない.
3. コンピュータシステムの構成を理解している.コンピュータシステムの構成を理解しシステムの性能を評価できる.コンピュータシステムの構成を理解している.コンピュータシステムの構成を理解していない.
4. ネットワークとデータベースの仕組みを理解し,正しく利用することができる.ネットワークやデータベースの仕組みを理解し,システムを設計することができる.ネットワークやデータベースの仕組みを理解し,正しく利用することができる.ネットワークやデータベースの仕組みを理解していない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-6 説明 閉じる
JABEE 1(2)(c) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(1) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(e) 説明 閉じる
ディプロマポリシー 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
基本情報技術者試験のレベルに基づき,高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能を持ち実践的な活用能力を身に着けるために授業を行う.
授業の進め方・方法:
1. 参考資料として,パワーポイントで作成した授業資料をe-Learningシステムに準備しておく.
2. e-Learningを利用した家庭学習課題を毎回課すので,次の授業までに実施すること.
注意点:

・ 次週の講義内容をあらかじめ伝えるので必ず予習をしてくること。教科書を読んで,わからない点に下線を引くだけでも良い。
・ 授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 情報関連資格に関するガイダンス
2週 コンピュータ基礎理論(1) データ表現と演算,集合と論理演算,コンピュータ応用数学を学ぶ.
3週 コンピュータ基礎理論(2) 情報通信に関する理論,制御に関する理論の概要を学ぶ
4週 アルゴリズムとプログラミング(1) フローチャート,データ構造,基本アルゴリズムについて学ぶ.
5週 アルゴリズムとプログラミング(2) プログラミング,プログラミング言語について学ぶ
6週 コンピュータ構成要素 プロセッサ,メモリ,補助記憶装置,入出力アーキテクチュアについて学ぶ
7週 システム構成要素 システムの構成や性能評価について学ぶ
8週 小テスト
2ndQ
9週 ソフトウエア(1) ソフトウエアに関する体系と種類,OSの機能,ファイル管理について学ぶ
10週 ソフトウエア(2) 言語処理プログラム,開発プログラムなどについて学ぶ
11週 データベース データベースのモデル,分析法,関係モデルについて学ぶ
12週 ネットワーク(1) コンピュータネットワークのアーキテクチャ,OSI参照モデルとTCP/IPについて学ぶ.
13週 ネットワーク(2) LAN,WAN,インターネットなどと関連知識について学ぶ.
14週 セキュリティ 情報セキュリティ技術,対策および実装技術について学ぶ
15週 期末試験
16週 テストの解答・解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000