機械工作法

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 機械工作法
科目番号 0114 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気制御システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 新機械工作(戸倉和ほか,実教出版)
担当教員 井澤 正樹

到達目標

1.切削加工について概要を理解できる
2.研削加工と研磨加工について概要を理解できる
3.光・電子・化学応用による加工について概要を理解できる
4.生産の自動化と生産管理について概要を理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
切削加工について概要を理解できるよりよい切削のための切り屑の分類や切削角理論の概要の説明ができる.切削加工の実際について説明できる.よりよい切削のための切り屑の分類の説明ができる.切削加工の実際について説明できる.よりよい切削のための切り屑の分類の説明ができない.切削加工の実際について説明できない.
研削加工と研磨加工について概要を理解できる研削加工と研磨加工について説明できる.砥石の種類や自生作用について説明できる.研削加工と研磨加工について概要が説明できる.砥石の種類や自生作用について概要が説明できる.研削加工と研磨加工について概要が説明できない.砥石の種類や自生作用について説明できない.
光・電子・化学応用による加工について概要を理解できるレーザー加工,放電加工,電子ビーム加工,電気めっき,気相めっき,塗装について詳細に説明できる.レーザー加工,放電加工,電子ビーム加工,電気めっき,気相めっき,塗装について概要が説明できる.レーザー加工,放電加工,電子ビーム加工,電気めっき,気相めっき,塗装について概要が説明できない.
生産の自動化と生産管理について概要を理解できる生産の自動化と生産管理について正しく説明できる.生産の自動化と生産管理について概要を説明できる.生産の自動化と生産管理について概要を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-2 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(1) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(2) 説明 閉じる
JABEE 2.1(1) 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 切削加工,研削加工および研磨加工について,その加工理論から実際の加工で生じる現象や各種工具材料などについて,知識の修得を目標とする.また光,電子,化学反応による加工および表面処理について,加工原理と実際の応用例を学ぶ.さらに生産や加工におけるコンピュータ制御や自動化に関する事項を学ぶ.
授業の進め方・方法:
〇授業の形態
 授業の進捗に応じて提出課題を課す.
 前回の講義の復習および次回の予習を行ってから授業に臨むこと.

〇授業外学習について
 事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと.
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておくこと
(授業外学習・事後)授業内容の復習を行うこと

〇単位追認について
 評価が60点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる.
 追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする.
注意点:
 この科目では,60点以上の評価で単位を認定する.
 評価が60点に満たないものは,願い出により追認試験を受けることができる.
 なお追認試験によって単位の修得が認められた際には,その評価は60点とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 講義の目的を理解する
2週 切削加工1 旋削,穴あけ,フライス削りについて理解する
3週 切削加工2 切削工具の種類や切削加工の品質について理解する
4週 切削加工3 切りくずの分類,せん断角理論の概要を理解する
5週 研削加工1 研削加工のしくみ,砥石の三要素について理解する
6週 研削加工2 研削抵抗と砥石の自生作用,目直しや形直しを理解する
7週 研磨加工 研磨加工の特徴と用途について理解する
8週 中間試験
2ndQ
9週 中間試験の解答
その他の加工法1

放電加工,電子ビーム加工について理解する
10週 その他の加工法2 レーザーの発振原理,レーザー加工について理解する
11週 その他の加工法3 液相めっき,気相めっきについて理解する
12週 生産システム 工程の自動化と省人化について理解する
13週 管理システム1 計測と品質管理について理解する
14週 管理システム2 品質管理の手法について理解する
15週 期末試験
16週 期末試験の解答
アンケート
アンケートを実施する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000