線形代数Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 線形代数Ⅱ
科目番号 0022 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気制御システム工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】「新 線形代数」(大日本図書)/【関連図書】問題集:「新 線形代数」(大日本図書)
担当教員 大山 裕希

到達目標

●行列の演算ができる.また正則行列の逆行列を求められる.
●行列を用いて,連立1次方程式が解ける.
●行列式の定義や性質を理解し,その値を求められる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
行列の演算ができる.また正則行列の逆行列を求められる.行列の和,差,実数倍,積が正しく計算できる.また,正方行列が正則であるとき,逆行列を求められる.行列の和,差,実数倍,積が正しく計算できる.行列の演算が全くできない.
行列を用いて,連立1次方程式が解ける.掃き出し法により,連立1次方程式が解ける.また,任意定数を用いて解を正しく表したり,解を持つか否かの判断ができる.掃き出し法を正しく行える.行列に対する行基本変形を全く理解できず,掃き出し法を行えない.
行列式の定義や性質を理解し,その値を求められる.行列式の定義や性質を用いて,2次,3次のみでなく4次以上の行列式の値まで求められる.2次,3次の行列式の計算ができ,行列式の性質を理解できる.2次,3次の行列式の値も求められず,行列式の性質を1つも理解できない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
線形代数学の基礎を習得することを目標とする.後期は行列,行列式の基礎からそれらを応用して連立1次方程式を解いたり,逆行列が求められることを目標とする.
授業の進め方・方法:
講義及び演習
注意点:
●予習していることを前提に授業を進めるので,毎回全員それなりの時間の予習は不可欠である.予習する範囲は,下の授業計画をもとにしつつ,実際の授業の進行状況を観察し,適切に判断せよ.教科書の問題は全問,予めノートに解答するようにしておくこと.
●予習のとき,不足しているような知識があれば,教科書を読んだり,また図書館で調べたりして,自分の努力で解決する姿勢を持って欲しい.その上でどうしても判らないというときに,他の学生や教員からヒントを得るようにして欲しい.
●授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 行列と行列式 行列の定義,和,差,実数培
2週 行列と行列式 行列の積
3週 行列と行列式 転置行列と逆行列
4週 行列と行列式 連立1次方程式と行列
5週 行列と行列式 行列の階数
6週 行列と行列式 行列式の定義
7週 行列と行列式 演習
8週 後学期中間試験 行列,連立1次方程式,行列式
4thQ
9週 中間試験の返却,解答解説,講評
10週 行列と行列式 行列式の性質
11週 行列と行列式 行列式の応用
12週 行列と行列式 余因子行列と逆行列
13週 行列と行列式 連立1次方程式と行列式
14週 行列と行列式 行列式の図形的意味
15週 行列と行列式 演習
16週 期末試験 連立1次方程式と行列,行列式

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題等合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000