日本語表現Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 日本語表現Ⅱ
科目番号 0059 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気制御システム工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『J bridge』(凡人社)・『留学生のための論理的な文章の書き方』(スリーエーネットワーク)・『留学生のためのアカデミックジャパニーズ聴解[中上級]』スリーエーネットワーク
担当教員 神初 奈津子,山方 美乃

到達目標

・初中級レベルの文法を正確に運用できるようになる。
・論理構成に着目し、的確に大意を掴むことができる。
・論理構成を意識し、自身の意見を相手に分かりやすく話す・書くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1初中級レベルの文法を理解し、それを適切に正確に用いて「話す」「書く」ことができる。 初中級レベルの文法を一定理解しているが、それを適切に、また正確に用いることができない。初中級レベルの文法をほとんど理解できない。
評価項目2文章の全体構成等を理解できる。おおよその文章の全体構成等を理解できる。文章の全体構成等がほとんど理解できない。
評価項目3的確に大意を掴むことができる。ある程度的確に大意を掴むことができる。読み取れず、内容について答えられない。
評価項目4主張したことを論理的に構成して、分かりやすく話す・書くことができる。主張したいことの構成に多少の誤りがあっても、理解の妨げにはならない。何を主張したいのか全く伝わらない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
・多様な文章を読んだり、聞いたりして、語彙と表現力を拡大させ、自己の考えを口頭や文章で表現する力をつける。
・論理構成に着目し長文を素早く理解する力をつける。
・上記を行うのに必要な初中級で学ぶ文法を整理し運用する力をつける。
授業の進め方・方法:
・文章を読んだり、聞いたりして全体の構成を掴み、その構成を用いて自身の身近な、もしくは専門の事柄について話したり書いたりする。
・教員と学生の双方向のやり取りを主とする。
・定着を図るため毎回語彙小テストを実施、もしくは課題を出す。
注意点:
・復習を心がけること。
・課題に取り組むこと。
・授業計画は、学生の理解度に応じて変更する場合がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 プレースメントテスト、インタビュー
イントロダクション
自己紹介活動
2週 J-bridgeL4-3「未来の新製品」(1) 自動詞・他動詞を整理し運用できる。
3週 J-bridgeL4-3「未来の新製品」(2) テーマに関連したトピックについて自分の考えを話す・書くことができる。
4週 J-bridgeL5-1「殺人現場」(1) 受身を整理し運用できる。
5週 J-bridgeL5-1「殺人現場」(2) テーマに関連したトピックについて自分の考えを話す・書くことができる。
6週 J-bridgeL6-1「理想の結婚」(1) 授受を整理し運用できる。
7週 J-bridgeL6-1「理想の結婚」(2) テーマに関連したトピックについて自分の考えを話す・書くことができる。
8週 J-bridgeL8-1「日本の大学」(1) 使役を整理し運用できる。
2ndQ
9週 J-bridgeL8-1「日本の大学」(2) テーマに関連したトピックについて自分の考えを話す・書くことができる。
10週 J-bridgeL8-2「親の立場・子の立場」(1) 使役受身を整理し運用できる。
11週 J-bridgeL8-2「親の立場・子の立場」
(2)
テーマに関連したトピックについて自分の考えを話す・書くことができる。
12週 総復習
13週 留学生のための論理的な文章の書き方
第Ⅰ部基礎編 L1「文体」
レポート等を書くのに必要な文体を理解し、運用できる。
14週 留学生のための論理的な文章の書き方
第Ⅱ部実践編 L1「段落」(1)
段落内の構成(中心文と支持文)が分かる。
15週 留学生のための論理的な文章の書き方
第Ⅱ部実践編 L1「段落」(2)
段落間の構成が分かる。
16週 期末テスト、フィードバック
後期
3rdQ
1週 留学生のためのアカデミックジャパニーズ聴解
[中上級]L4「体験プレゼント」
仕組みを説明した聴解を、構成に着目して聞ける。
2週 留学生のための論理的な文章の書き方
第Ⅱ部実践編 L2「仕組みの説明」
仕組みを説明した文章を、構成に着目して読める。
仕組みを説明するのに必要な表現等を使って相手に分かりやすく自身の考えを述べられる。
3週 留学生のための論理的な文章の書き方
第Ⅱ部実践編 L4「分類」
分類を説明した文章を、構成に着目して読める。
分類を説明するのに必要な表現等を使って相手に分かりやすく考えを述べられる。
4週 留学生のための論理的な文章の書き方
第Ⅱ部実践編 L6「比較対照」(1)
比較対照を説明した文章を、構成に着目して読める。
5週 留学生のための論理的な文章の書き方
第Ⅱ部実践編 L6「比較対照」(2)
比較対照を説明するのに必要な表現等を使って相手に分かりやすく考えを述べられる。
6週 留学生のためのアカデミックジャパニーズ聴解
[中上級]L11「そばをすする音」
因果関係を説明した聴解を、構成に着目して聞ける。
7週 留学生のための論理的な文章の書き方
第Ⅱ部実践編 L7「因果関係」
因果関係を説明した文章を、構成に着目して読める。
因果関係を説明するのに必要な表現等を使って相手に分かりやすく自身の考えを述べられる。
8週 留学生のための論理的な文章の書き方
第Ⅱ部実践編 L8「意見と根拠」
意見と根拠を説明した文章を、構成に着目して読める。
意見と根拠を説明するのに必要な表現等を使って相手に分かりやすく自身の考えを述べられる。
4thQ
9週 留学生のためのアカデミックジャパニーズ聴解
[中上級]L6「犬の肥満」
数値を説明した聴解を、構成に着目して聞ける。
10週 留学生のための論理的な文章の書き方
第Ⅱ部実践編 L9「資料の利用」(1)
レポート等の作成に必要な資料の探し方や使用する際の注意点を知る。
11週 留学生のための論理的な文章の書き方
第Ⅱ部実践編 L9「資料の利用」(2)
数値を説明した文章を、構成に着目して読める。
数値を説明するのに必要な表現等を使って相手に分かりやすく自身の考えを述べられる。
12週 留学生のための論理的な文章の書き方
第Ⅱ部実践編 L10「資料の引用」(1)
資料を印象して説明している文章を、構成に着目して読める。
13週 留学生のための論理的な文章の書き方
第Ⅱ部実践編 L10「資料の引用」(2)
要約できる。
14週 留学生のための論理的な文章の書き方
第Ⅱ部実践編 L10「資料の引用」(2)
資料を引用して説明するのに必要な表現等を使って相手に分かりやすく自身の考えを述べられる。
15週 総復習
16週 学年末テスト、フィードバック

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験平常点(課題・授業参加度)合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000