電気磁気学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電気磁気学Ⅱ
科目番号 0079 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気制御システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 電気磁気学【第2版・新装版】安達三郎・大貫繁雄 共著 森北出版
担当教員 西 敏行

到達目標

1.各種導体系における静電容量を計算できる。
2.静電界におけるエネルギーと力を計算できる。
3.誘電体中の電界を計算できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各種導体系における静電容量を正しく理解し、応用問題を解くことができる。各種導体系における静電容量を理解し、基本的な問題を解くことができる。各種導体系における静電容量を理解できず、諸量の計算ができない。
評価項目2静電界におけるエネルギーと力を正しく理解し、応用問題を解くことができる。静電界におけるエネルギーと力を理解し、基本的な問題を解くことができる。静電界におけるエネルギーと力を理解できず、諸量の計算ができない。
評価項目3誘電体中の電界を正しく理解し、応用問題を解くことができる。誘電体中の電界を理解し、基本的な問題を解くことができる。誘電体中の電界を理解できず、諸量の計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
学習目標(授業のねらい)
 電気工学の基礎科目である電気磁気学のうち、誘電体中の電界、電位、ガウスの法則等を勉強する。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する。
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと。
(授業外学修・事前):授業内容を予習しておく。
(授業外学修・事後):授業内容に関する課題を解く。
注意点:
授業で習う例題や演習問題を自分で実際に解く練習をすることが重要である。
試験の成績を100%として評価する。学年の評価は中間試験と期末試験の評価の平均とする。
本科目では、60点以上の評価で単位を認定する。
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修科目

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 静電容量(1) 静電容量について説明できる。
2週 静電容量(2) 各種導体系における静電容量の求め方を説明できる。
3週 静電容量(3) 各種導体系における静電容量を求めることができる。
4週 静電界におけるエネルギーと力(1) 静電界におけるエネルギーについて説明できる。
5週 静電界におけるエネルギーと力(2) コンデンサに蓄えられるエネルギーについて説明できる。
6週 静電界におけるエネルギーと力(3) エネルギーと帯電導体に働く力について説明できる。
7週 誘電体と比誘電率(1) 誘電体について説明できる。
8週 中間試験 第1週~7週の内容の理解度を測るために、中間試験を行う。
2ndQ
9週 答案返却、解説、誘電体と比誘電率(2) 比誘電率について説明できる。
10週 誘電体と比誘電率(3) 誘電率と比誘電率の関係を説明できる。
11週 誘電体の分極 誘電体の分極について説明できる。
12週 誘電体中の電界、ガウスの法則 誘電体中の電界、電束密度、ガウスの法則について説明できる。
13週 誘電体境界面での境界条件 誘電体境界面における境界条件について説明できる。
14週 誘電体中に蓄えられるエネルギーと力 電界のエネルギーについて説明できる。
15週 期末試験 第9週~14週の内容の理解度を測るために、期末試験を実施する。
16週 答案返却、解説、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電磁気誘電体と分極及び電束密度を説明できる。4前7,前10,前11,前12,前13,前14
静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。4前1
コンデンサの直列接続、並列接続を説明し、その合成静電容量を計算できる。4前2,前3
静電エネルギーを説明できる。4前4,前5,前6

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000