プログラミング学Ⅲ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 プログラミング学Ⅲ
科目番号 0080 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気制御システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 新・明解C言語 入門編(ソフトバンククリエイティブ
担当教員 北村 拓也

到達目標

1.メモリの動的確保について理解すること
2.ファイルからデータを読み込み,データを用いた数値計算を理解すること。
3.行列演算をするプログラムを作成できる。
4. 最適化アルゴリズムを理解し,作成できる。
5. Python言語の使用法を理解すること。
6. numpyを活用した数値計算をプログラムにて作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
メモリの動的確保について理解するメモリの動的確保について理解し,説明できるメモリの動的確保について理解できるメモリの動的確保について理解できない
ファイルからデータを読み込み,データを用いた数値計算を理解する読み込んだファイルのデータを用いた数値計算の仕様を自ら決定し,プログラムを作成できるみ込んだファイルのデータを用いた数値計算の仕様を与えられれば,プログラムを作成できるみ込んだファイルのデータを用いた数値計算の仕様を与えられてもプログラムを作成できない
行列演算をするプログラムを作成できる行列演算の仕様を自ら決定し,プログラムを作成できる行列演算の仕様を与えられれば,プログラムを作成できる行列演算の仕様を与えられても,プログラムを作成できない
最適化アルゴリズムを理解し,作成できる最適化アルゴリズムを理解し,仕様を自ら決定し,プログラムを作成できる最適化アルゴリズムを理解し,仕様を与えられれば,プログラムを作成できる最適化アルゴリズムを理解できない
Python言語の使用法を理解するPython言語の使用法を理解し,説明できるPython言語の使用法を理解できるPython言語の使用法を理解できない
numpyを活用した数値計算をプログラムにて作成できるnumpyを活用した数値計算の仕様を自ら決定し,プログラムを作成できるnumpyを活用した数値計算の仕様を与えられれば,プログラムを作成できるnumpyを活用した数値計算の仕様を与えられれば,プログラムを作成できない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
C言語におけるメモリの動的確保や解放を学び,行列演算や最適化アルゴリズムを学ぶ.加えて,Python言語についても基本的な使用方法を学ぶ.
授業の進め方・方法:
講義と実習
注意点:
〇授業のポイント
 プログラミング言語は自分でプログラムを書き、デバッグ(修正)して動かす、という作業を繰り返さないと習得できない。できれば自宅のパソコンでも演習ができるように フリーソフトをインストールしたほうが 良い。
〇準備するもの
 自宅にもPCを用意し、実習できるようにすることが望ましい。
〇履修前の予習
 インターネットなどを活用し,様々なアルゴリズムをプログラミングしてみること.
〇単位の認定
  本科目では、60点以上の評価で単位を認定する。評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることがで きる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その 評価を60点とする。
〇その他
 授業計画は、学生の理解度に応じて変更する場合がある。
〇事前に行う準備学習
 前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと。
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスと環境設定 本科目のガイダンスとプログラムの環境を設定する
2週 メモリの動的確保と解放 メモリの動的確保と解放について学ぶ
3週 メモリの動的確保と解放 メモリの動的確保と解放を用いたプログラムを作成する
4週 データを用いた数値計算 データを読み込み配列に代入し,数値計算を行う
5週 データを用いた数値計算 メモリの動的確保と解放を取り込み数値計算を行うプログラムを作成する
6週 行列演算プログラムの作成 行列式や逆行列を作成するプログラムを作成する
7週 行列演算プログラムの作成 固有値問題を解くプログラムを作成する
8週 最適化アルゴリズムの学習 最適化アルゴリズムに関する知識を学習する
2ndQ
9週 演習 第2-7週までの範囲に関するプログラム演習を行う
10週 テスト返しと最適化アルゴリズムの実装 テスト返しと単体法を実装する
11週 最適化アルゴリズムの実装 内点法を実装する
12週 Python言語の環境設定 Python言語の環境を設定する
13週 Pythonの基礎 for, ifなどのPythonの基礎を学習する
14週 numpyによる数値計算 numpyによる数値計算アルゴリズムを実装する
15週 演習 2-14週までの範囲に関するプログラム演習を行う
16週 テスト返却 テスト返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000005050
専門的能力000005050
分野横断的能力0000000