ロボット力学

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 ロボット力学
科目番号 0086 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気制御システム工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 工業力学[第4版](青木弘・木谷晋,森北出版)
担当教員 井澤 正樹

到達目標

・力のつり合い,力のモーメントについて問題を解くことができる.
・回転運動と慣性モーメントについて問題を解くことができる.
・運動量と力積について問題を解くことができる.
・反発係数と衝突について問題を解くことができる.
・仕事,エネルギーおよび摩擦について問題を解くことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1力のつり合い,力のモーメントについて複雑な現象の問題を解くことができる合い,力のモーメント.力のつり合い,力のモーメントについて問題を解くことができる.力のつり合い,力のモーメントについて問題を解くことができない.
評価項目2回転運動と慣性モーメントについて複雑な現象の問題を解くことができる.回転運動と慣性モーメントについて問題を解くことができる.回転運動と慣性モーメントについて問題を解くことができない.
評価項目3仕事,エネルギーについて複雑な現象の問題を解くことができる.仕事,エネルギーについて問題を解くことができる.仕事,エネルギーについて問題を解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
 この科目では,物理学で学んだ力学について実際に生じる現象をモデル化してさらに解析する能力を修得する.物理学で学習した基礎的な知識をベースとして講義と問題演習を通し,その解析能力を向上させる.
授業の進め方・方法:
〇授業の形態
 物理で学んだ内容の復習を行いつつ,適宜に標準的な問題演習を行い,現象の説明とその問題の解法について講義する.次第に複雑な現象をテーマに扱っていく.
〇授業外学習について
 事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておくこと
(授業外学習・事後)授業内容の復習を行うこと
〇単位追認について
 評価が60点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる.追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする。
注意点:
 この科目では,60点以上の評価で単位を認定する.
 評価が60点に満たないものは,願い出により追認試験を受けることができる.
 なお追認試験によって単位の修得が認められた際には,その評価は60点とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 力(ちから) 1点にはたらく力の分解と合成,力のモーメント,偶力
2週 力のつり合い 1点にはたらく力のつり合い,着力点の異なる力のつり合い
3週 トラス 節点法,切断法
4週 重心(1) 重心と図心
5週 重心(2) 物体のすわり
6週 点の運動 速度と加速度
7週 運動と力 直線運動,平面運動
8週 (中間試験)
4thQ
9週 中間試験の解説
剛体の運動(1)

剛体の回転運動と慣性モーメント
10週 剛体の運動(2) 平行軸の定理,直行軸の定理,角運動量
11週 衝突 反発係数,向心衝突,偏心衝突
12週 仕事,エネルギー,動力 エネルギー保存の法則,動力
13週 摩擦 静摩擦,すべり摩擦,ころがり摩擦
14週 振動 単振動,単振り子,ばね振り子,円すい振り子
15週 (期末試験)
16週 期末テストの解説
アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学角運動量を求めることができる。3後10
角運動量保存則について具体的な例を挙げて説明できる。3後10
一様な棒などの簡単な形状に対する慣性モーメントを求めることができる。3後9
剛体の回転運動について、回転の運動方程式を立てて解くことができる。3後9

評価割合

定期試験演習課題合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000