技術者倫理入門

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 技術者倫理入門
科目番号 0114 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気制御システム工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 電気学会倫理委員会編「事例で学ぶ技術者倫理」(オーム社)
担当教員 櫻井 豊,西島 健一

到達目標

中学校を卒業した学生が,将来技術者として社会で活躍するための倫理,環境,知的財産の考え方を理解する.
技術者に必要となる倫理観,知的財産の取り扱い方について理解を深める.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
技術者の視点:一般市民ではなく、技術者として物事を考えることができる。技術者として物事を考えることができる。技術者として物事を考えることができる。技術者として物事を考えることができない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
初学年である事を考慮し,技術者を目指す学生たちに必要な基本的心構え,レポートの書き方やデータの扱い,発表等の初歩を身につけるとともに,専門各分野の倫理的側面を学ぶ.これらを,分野に適した形式により行う.
注意点:
成績は定期試験(80%)およびレポ-ト(20%)により評価する

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 倫理とは何か、なぜ必要なのか考える 倫理とは何か、なぜ必要なのか説明できる
2週 技術者倫理に関わる事例について考える 技術者倫理に関わる事例について考え、説明できる
3週 技術者倫理に関わる事例について考える 技術者倫理に関わる事例について考え、説明できる
4週 技術者倫理に関わる事例について考える 技術者倫理に関わる事例について考え、説明できる
5週 企業技術者としての立場からの外部講師による講話 技術者倫理に関わる事例について考え、説明できる
6週 技術者倫理に関わる事例について考える 技術者倫理に関わる事例について考え、説明できる
7週 1つの事例テーマを選び、学習内容をレポ-トにまとめる 技術者倫理に関わる事例について考え、説明できる
8週 中間試験 第1~7回の内容の理解度を測るために,中間試験を実施する
2ndQ
9週 技術者倫理に関わる事例について考える 技術者倫理に関わる事例について考え、説明できる
10週 技術者倫理に関わる事例について考える 技術者倫理に関わる事例について考え、説明できる
11週 技術者倫理に関わる事例について考える 技術者倫理に関わる事例について考え、説明できる
12週 技術者倫理に関わる事例について考える 技術者倫理に関わる事例について考え、説明できる
13週 技術者倫理に関わる事例について考える 技術者倫理に関わる事例について考え、説明できる
14週 1つの事例テーマを選び、調査・分析を踏まえ、学習内容をレポ-トにまとめる 技術者倫理に関わる事例について考え、説明できる
15週 期末試験 第9~14回の内容の理解度を測るために,期末試験を実施する
16週 答案返却、解説、アンケ-ト

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3
技術者を目指す者として、社会での行動規範としての技術者倫理を理解し、問題への適切な対応力(どうのように問題を捉え、考え、行動するか)を身に付けて、課題解決のプロセスを実践できる。3
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。3
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。2
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。2
社会性、社会的責任、コンプライアンスが強く求められている時代の変化の中で、技術者として信用失墜の禁止と公益の確保が考慮することができる。2
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。2
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3

評価割合

定期試験発表相互評価態度レポ-トその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000