流体制御工学

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 流体制御工学
科目番号 0261 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気制御システム工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 教科書:流体力学 (築地徹浩,ほか・実教出版),教材:配布プリント,関連図書:流体の力学(須藤浩三,ほか・コロナ社)
担当教員 西田 均,山本 久嗣

到達目標

円管内の流れおよび,管路流れの各種損出が計算できる.
圧縮性流体の流れと力学的性質が説明でき,マッハ数,エネルギー式の計算ができる.
断面が緩やかに変化する円管内の等エントロピー流れの計算ができる.
空気圧機器とエアーシリンダの速度制御を理解し説明ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①.管内の流れ管内の流れに関する問題を一人で,何も見ずに8割以上解くことができる.管内の流れに関する問題を一人で,何も見ずに6割以上解くことができる.管内の流れに関する問題を一人で,何も見ずに6割以上解くことができない.
②.圧縮性流体圧縮性流体の流れに関する問題に対して一人で,何も見ずに8割以上解くことができる.圧縮性流体の流れに関する問題に対して一人で,何も見ずに6割以上解くことができる.圧縮性流体の流れに関する問題に対して一人で,何も見ずに6割以上解くことができない.
③.断面が緩やかに変化する円管内の等エントロピー流れ断面が緩やかに変化する円管内の等エントロピー流れの問題に対して一人で,何も見ずに8割以上解くことができる.断面が緩やかに変化する円管内の等エントロピー流れの問題に対して一人で,何も見ずに6割以上解くことができる.断面が緩やかに変化する円管内の等エントロピー流れの問題に対して一人で,何も見ずに6割以上解くことができる.
④.空気圧機器とエアーシリンダの速度制御空気圧機器とエアーシリンダの速度制御の問題に対して一人で,何も見ずに8割以上解くことができる.空気圧機器とエアーシリンダの速度制御の問題に対して一人で,何も見ずに6割以上解くことができる.空気圧機器とエアーシリンダの速度制御の問題に対して一人で,何も見ずに6割以上解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
粘性流体や圧縮性流体の基本的な考え方を習得し,実際的な流体工学の基礎と応用について理解することを目的とする。ここでは,まず,流体工学Ⅰを基礎とした粘性流体の流れと内部流れについて,次に,圧縮性流体の基礎について学ぶ.また,圧縮性流体の実際として,自動化機器などで使用される圧縮空気による空気圧機器の駆動特性や制御特性について学ぶ.
授業の進め方・方法:
講義形式
注意点:
基礎理論を身に付けるために,演習問題を解いてみること.
授業計画は学生の理解度に応じて変更する場合がある.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 本科目の目的と内容,円管内の流れ 本科目の目的と内容,および,円管内の流れの概要を学ぶ.
2週 円管内の層流 円管内の層流の流れの特性を学ぶ.
3週 円管内の層流 円管内の層流の流れの特性を学ぶ.
4週 円管内の層流 円管内の乱流の流れの特性を学ぶ.
5週 連続の式とナビエストークスの方程式 連続の式とナビエストークスの方程式を学ぶ.
6週 連続の式とナビエストークスの方程式 連続の式とナビエストークスの方程式による流れ解析について学ぶ.
7週 管路流れの各種損出 管路流れの各種損出について学ぶ.
8週 物体まわりの流れ 流れの中に置かれた物体に作用する力について学ぶ.
4thQ
9週 圧縮性流体の流れと力学的性質 圧縮性流体の流れにおける力学的性質について学ぶ.
10週 圧縮性とマッハ数 圧縮性とマッハ数について学ぶ.
11週 エネルギー式 圧縮性流体のエネルギー式について学ぶ.
12週 断面が緩やかに変化する円管内の等エントロピー流れ 断面が緩やかに変化する円管内の等エントロピー流れについて学ぶ.
13週 断面が緩やかに変化する円管内の等エントロピー流れ 断面が緩やかに変化する円管内の等エントロピー流れについて学ぶ.
14週 空気圧機器とエアーシリンダの速度制御 空気圧機器とエアーシリンダの速度制御について学ぶ.
15週 期末試験
16週 期末テストの解答,アンケート 本科目のまとめ.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
総合評価割合401050
基礎的能力401050