Comprehensive Japanese ⅠA

Course Information

College Toyama College Year 2022
Course Title Comprehensive Japanese ⅠA
Course Code 0009 Course Category General / Elective
Class Format Lecture Credits School Credit: 2
Department Department of Applied Chemistry and Chemical Engineering Student Grade 1st
Term First Semester Classes per Week 4
Textbook and/or Teaching Materials 精選 現代の国語(明治書院)/言語文化(大修館書店)/新総合図説国語(東京書籍)/常用漢字ダブルクリア四訂版(尚文出版)/別冊徹底トレーニングノート総合タイプ(尚文出版)
Instructor Adachi Mayuko

Course Objectives

1.古典を含むさまざまな文章中に出現する語句について、その語意を説明することができ、自分でその語句を実際に適切に使用することができる。
2.古典を含むさまざまな文章についてその主旨を説明することができ、それを適切な言語を用いて文章として表現することができる。
3.古典を含むさまざまな文章で提示された問題について、自分なりの考えを持ち、それを適切な言語を用いて文章として表現することができる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
文章中に出現する語句についての理解文章中の語句を用いて、自分で実際に適切に文章を作成できる。文章中の語句について、文章に即した語意を説明することができる。文章中の語句の意味を説明することができない。
文書の主旨についての理解文章の主旨についての自分の考えを、適切な文章として表現することができる。文章の主旨を、適切な言語を用いて、文章として説明することができる。文章の主旨を、適切な言語を用いて、文章として説明することができない。

Assigned Department Objectives

ディプロマポリシー 3 See Hide

Teaching Method

Outline:
1.漢字・語意・文法などの言語的基本知識を身に着ける。
2.さまざまな文章をそれぞれの論理構成に即して読解し、主旨を理解する。
3.文章の読解を通じて知ったさまざまな問題について、自分なりの意見や考えを持ち、適切な言語を用いて文章として表現できるようにする。
Style:
担当教員による講義および演習。
授業前に、担当教員の作成したプリントを配布し、予習・復習課題とする。
Notice:
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと 。
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く
授業計画は、学生の理解度に応じて変更する場合がある。
本科目では、50点以上の評価で単位を認定する。評価割合の通り、試験(中間試験と期末試験の平均)を主とし、課題テストや提出物を加えて、成績を評価する。評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を50点とする。

Characteristics of Class / Division in Learning

Active Learning
Aided by ICT
Applicable to Remote Class
Instructor Professionally Experienced

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st ガイダンス/新入生課題の回収およびテスト
/多和田葉子「『ふと』と『思わず』」①
言葉やコミュニケーションに関わる「国語」という科目を、なぜ学ぶのか、自分なりの考えを説明できる。授業に必要な教材や具体的な学習方法について、説明できる。
春休み中に取り組み、丸付け・訂正を行った、新入生課題の冊子を提出できる。新入生課題に基づいたテストで、60/100点以上取得できる。
「穴は、外部に立ったときにしか見えない」とは、どういうことか、説明できる。「ふと」という言葉が現れると、「描かれる対象が認識の現在に連れ込まれる」とは、どういうことか、説明できる。
2nd 多和田葉子「『ふと』と『思わず』」② 「『ふと』の視線には、日常性がなければいけない」とは、どういうことか、説明できる。「そういう動きには、その人を理解するのに重要な要素がたくさん含まれている」とは、どういうことか、説明できる。
3rd 松田雄馬「未来を予測する最善の方法」① 「そうした『人工知能ブーム』」とは、どのようなものか、説明できる。「情報化社会で得た便利な生活の代償として、われわれが失ったもの」とは、どのようなものか、説明できる。
4th 松田雄馬「未来を予測する最善の方法」② 「情報化社会」の歴史的背景について、順を追って整理できる。「生命知」とは、どのようなものか、説明できる。筆者は、情報化社会をよりよく生きるためにどのような姿勢が必要だと考えているか、説明できる。
5th 連休課題漢字テスト
/『宇治拾遺物語』「児のそら寝」①
連休課題に基づいた漢字テストで、180/200点以上を取得できる。/ なぜ古文を読むのか、古文と現代文の違いについて理解した上で、説明できる。五十音図、歴史的仮名遣い、助詞や体言の補いなど、古文読解の基本を理解した上で、歴史的仮名遣いを正しく読め、書くことができ、必要な語句を補って現代語訳をすることができる。
6th 『宇治拾遺物語』「児のそら寝」②
「児」の気持ちの変化を整理し、内容に即して説明できる。エピソードの最後で、僧たちが「笑ふ」のはなぜかについて、説明できる。
7th 「私たちと漢文」・「論語」① 漢文が現代日本の言葉や思想の礎になっていることを知った上で、熟語・単文・格言について漢文としての構造を理解し、正しく訓読できる。漢字の持つ意味を、漢和辞典で正しく調べることができる。返り点や助字など、漢文訓読に必要な基礎知識を理解し、正しく訓読できる。
8th 「論語」②・「孟子」
置き字や再読文字などに注意して、正しく訓読でき、正しく書き下し文を作ることができる。
2nd Quarter
9th 前期中間試験 前期前半の学習内容について理解度を確認し、50/100点以上を取得できる。
10th 前期中間試験の答案返却と解説 
/ 芥川龍之介「羅生門」①
前期前半の学習内容の理解度を確認し、理解不足のところを自分で修正できる。/ 羅生門の下にいた場面から、老婆の行為を目撃した場面に至る、主人公の心情の変化について、説明できる。
11th 芥川龍之介「羅生門」② 羅生門の楼上の場面における、主人公の心情の変化について、説明できる。語り手の存在に着目し、それがどのような効果を上げているのか、説明できる。
12th 『宇治拾遺物語』「絵仏師良秀」① 歴史的仮名遣いを正しく読め、書くことができ、必要な語句を補って現代語訳をすることができる。
火事に遭った良秀が、なぜ「せうとく」だと言うのか、その理由を周囲の反応と比較しながら、説明できる。
13th 『宇治拾遺物語』「絵仏師良秀」② 古文の用言の活用について学んだ上で、それぞれの活用表を作ることができる。
14th 『戦国策』「蛇足」・『十八史略』「完璧」 故事成語の出典となる短い文章を正しく訓読でき、寓意について説明できる。また、故事成語の意味を説明できる。
15th 前期期末試験 前期後半の学習内容について理解度を確認し、50/100点以上を取得できる。
16th 前期期末試験の答案返却と解説・授業アンケート
/ 夏休み課題の配布と説明
前期後半の学習内容の理解度を確認し、理解不足のところを自分で修正できる。/ 夏休み課題に必要な教材や具体的な学習方法について、説明できる。

Evaluation Method and Weight (%)

試験課題テスト提出物Total
Subtotal701515100
基礎的能力40101060
専門的能力205530
分野横断的能力100010