科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 美術
科目番号 0016 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質化学工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教員が適宜資料を用意する
担当教員 佐藤 未希

到達目標

美術の意義や本質を理論的に理解し、見る・感じる・考える・表す・伝えるという創造活動の基本的な能力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1創造活動の基本概念を理解し、多角的な視点で物事を捉え、自分なりの表現を構築することができる。創造活動の基本概念を理解し、自分なりに考え工夫し表現できる。創造活動の基本概念を理解できておらず、表現しようとする意識、意欲が乏しい。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
美術を学ぶ意義は技術の習得に終始するものではない。芸術は人間の営為そのものであり、そうした本質的な視点を持つことが、創造的な生き方と豊かさの獲得につながる。美術の理論と実践を通して自らを取り巻く世界と向き合い、自分なりに解釈・理解し、関わっていく技能を身につけるとともに、アイデンティティの探求と形成を図ることが本授業の目的である。
授業の進め方・方法:
講義および演習
注意点:
試験は実施しない。
本科目では、50点以上の評価で単位を認定する。作品およびコメントシート等の提出物を主とし、その他平常点により評価する。
即ち、言語・非言語双方の表現力を問う。
課題提出が遅れる場合は必ず理由を明確にすること。作品の提出は単位修得に必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業の概要を把握し、美術を学ぶ意義とその本質について理解する。
2週 「つくる」ためのウォーミングアップ 発想のプロセスを読み解き、芸術表現の構造を理解する。
3週 「つくる」ためのウォーミングアップ 素材の性質・特性を知ることで芸術表現の物質的側面を理解し、その可能性を探る。
4週 「見る」ためのトレーニング 私たちは何をどのようにして世界を「見る」のか。「ものの見方」について視覚心理学的視点を踏まえ、視覚芸術における空間表現を理解する。
5週 「見る」ためのトレーニング 私たちは何をどのようにして世界を「見る」のか。立体・空間を観察し、平面に落とし込む。
6週 具体と抽象のあわい 音を通して具体と抽象のあいだを往復し、イメージをかたちにする。
7週 具体と抽象のあわい 言葉を通して具体と抽象のあいだを往復し、イメージをかたちにする。
8週 「わたし」を描く 「わたし」とは何か。テーマ・コンセプトメイクに向け、自己の存在とその輪郭を考察する。
4thQ
9週 「わたし」を描く テーマ・コンセプトを設け、作品制作の具体的な構想を練る。
10週 「わたし」を描く 各自が設定したねらいに基づき、表現方法を工夫しながら制作を進める。
11週 「わたし」を描く 細部まで意識し、完成に向けた制作をおこなう。
12週 プレゼンテーション準備 自己の表現を社会化させる過程において必要となるプレゼンテーションの重要性を理解し、具体的な準備をおこなう。
13週 プレゼンテーション 作品を言語化して他者に説明する。
14週 鑑賞とディスカッション 作品を通した他者とのコミュニケーションの過程において、多様な考え方があることを理解するとともに、自身の表現を内省し、検証する。
15週 総括
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合08002000100
基礎的能力08002000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000