有機化学Ⅳ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 有機化学Ⅳ
科目番号 0103 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質化学工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 これでわかる基礎有機化学(三共出版)、これでわかる基礎有機化学演習(三共出版)
担当教員 川淵 浩之

到達目標

1 アルデヒド・ケトンの性質と反応を理解し、応用問題を解くことができる。
2 カルボン酸の性質と反応を理解し、応用問題を解くことができる。
3 カルボン酸誘導体の性質と反応を理解し、応用問題を解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1アルデヒド・ケトンの性質と反応を理解し、応用問題を解くことができる。アルデヒド・ケトンの性質と反応を理解し、基本的な問題を解くことができる。アルデヒド・ケトンの性質と反応を理解できない。
評価項目2カルボン酸の性質と反応を理解し、応用問題を解くことができる。カルボン酸の性質と反応を理解し、基本的な問題を解くことができる。カルボン酸の性質と反応を理解できない。
評価項目3カルボン酸誘導体の性質と反応を理解し、応用問題を解くことができる。カルボン酸誘導体の性質と反応を理解し、基本的な問題を解くことができる。カルボン酸誘導体の性質と反応を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-6 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(1) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(e) 説明 閉じる
ディプロマポリシー 1 説明 閉じる
ディプロマポリシー 2 説明 閉じる
ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
有機化学は暗記の学問ではなく、いくつかの基本的な原理がわかれば理解しやすい学問である。カルボニル化合物を中心とした有機化合物の性質と反応を良く理解し、応用できる能力を養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
講義
注意点:
講議では、電子の動きで反応機構を説明し、反応が理解しやすいように工夫して行う。復習を必ず行い、反応を十分理解しておくこと。日頃の積み重ねが大事。授業計画は、学生の理解度に応じて変更する場合がある。学修単位のため、15時間相当の授業外学習が必要である。授業外学習・事前:授業内容を予習しておくこと。授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解くこと。
本科目では、60点以上の評価で単位を認定する。評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 アルデヒドとケトンの化学(1) カルボニル基の分極構造と反応性が理解できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習 授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く
2週 アルデヒドとケトンの化学(2) カルボニル基の求核反応性が理解できる。       授業外学習・事前:授業内容を予習 授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く
3週 アルデヒドとケトンの化学(3) α-プロトンの酸性度とエノラートイオンの反応が理解できる。                        授業外学習・事前:授業内容を予習 授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く
4週 アルデヒドとケトンの化学(4) アルドール反応が理解できる。            授業外学習・事前:授業内容を予習 授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く
5週 小テスト、アルデヒドとケトンの化学(5) 酸化反応、還元反応が理解できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習 授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く
6週 小テストの解説、カルボン酸の化学(1) カルボン酸の酸性度が理解できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習 授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く
7週 カルボン酸の化学(2) 求核アシル置換反応が理解できる(1)。
授業外学習・事前:授業内容を予習 授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く
8週 中間試験
2ndQ
9週 答案返却と解説、カルボン酸の化学(3) 求核アシル置換反応が理解できる(2)。
授業外学習・事前:授業内容を予習 授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く
10週 カルボン酸誘導体の化学(1) カルボン酸誘導体の種類と反応性が理解できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習 授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く
11週 カルボン酸誘導体の化学(2) 求核アシル置換反応が理解できる(1)。
授業外学習・事前:授業内容を予習 授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く
12週 カルボン酸誘導体の化学(3) 求核アシル置換反応が理解できる(2)。
授業外学習・事前:授業内容を予習 授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く
13週 カルボン酸誘導体の化学(4) Claisen縮合反応が理解できる。
授業外学習・事前:授業内容を予習 授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く
14週 総合演習 復習。
授業外学習・事前:授業内容を予習 授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く
15週 期末試験
16週 答案返却、解説、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力600000060
専門的能力400000040
分野横断的能力0000000