有機化学Ⅴ

科目基礎情報

学校	富山高等専門学校	開講年度	令和02年度 (2020年度)
授業科目	有機化学Ⅴ
科目番号	0104	科目区分	専門 / 選択
授業形態	授業	単位の種別と単位数	学修単位: 1
開設学科	物質化学工学科	対象学年	4
開設期	後期	週時間数	後期:2
教科書/教材	これでわかる基礎有機化学(三共出版)、これでわかる基礎有機化学演習(三共出版)
担当教員	川淵 浩之

到達目標

１アミンの性質と反応を理解し、応用問題が解ける。
２各種化合物の合成反応を理解し、応用問題が解ける。
３人名反応の反応機構を理解し、応用問題が解ける。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	アミンの性質と反応を理解し、応用問題が解ける。	アミンの性質と反応を理解し、基本の問題が解ける。	アミンの性質と反応を理解していない。
評価項目2	各種化合物の合成反応を理解し、応用問題が解ける。	各種化合物の合成反応を理解し、基本の問題が解ける。	各種化合物の合成反応を理解していない。
評価項目3	人名反応の反応機構を理解し、応用問題が解ける。	人名反応の反応機構を理解し、基本の問題が解ける。	人名反応の反応機構を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-6 （核となる専門分野の既存技術を説明でき，社会から要求されている問題や実務上の問題を見出し設定することができる。）

JABEE 1(2)(d)(1) （専門工学（工学（融合複合・新領域）における専門工学の内容は申請高等教育機関が規定するものとする）の知識と能力）

JABEE 1(2)(e) （種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力）

ディプロマポリシー 1 （物質 化学の中心分野である有機化学，無機化学，分析化学，物理化学，生物化学の知識・技術を身につけ，それらを応用した物質創成や技術の開発ができる。）

ディプロマポリシー 2 （課題発見能力，課題解決能力，プレゼンテーション能力を持ち，他者と協働できる。）

ディプロマポリシー 3 （豊かな教養と倫理観を身につけ，社会に貢献できる。）

教育方法等

概要:

有機化学は暗記の学問ではなく、いくつかの基本的な原理がわかれば理解しやすい学問である。有機化合物の性質と反応を良く理解し、応用できる能力を養うことを目的とする。

授業の進め方・方法:

講義

注意点:

講議では、電子の動きで反応機構を説明し、反応が理解しやすいように工夫して行う。復習を必ず行い、反応を十分理解しておくこと。日頃の積み重ねが大事。授業計画は、学生の理解度に応じて変更する場合がある。

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	アミンの化学（１）	アミンの塩基性について理解できる
		2週	アミンの化学（２）	アミンの反応について理解できる
		3週	各種化合物の合成反応（１）	アルケン、アルキン、芳香族化合物について理解できる
		4週	各種化合物の合成反応（２）	有機ハロゲン化合物、アルコールについて理解できる
		5週	各種化合物の合成反応（３）	エーテル、エポキシドについて理解できる
		6週	小テスト、各種化合物の合成反応（４）	アルデヒドとケトンについて理解できる
		7週	小テストの解答、各種化合物の合成反応（５）	カルボン酸、カルボン酸誘導体、アミンについて理解できる
		8週	中間テスト
	4thQ
		9週	中間テストの解答、人名反応（１）	人名反応（１）について理解できる
		10週	人名反応（２）	人名反応（２）について理解できる
		11週	人名反応（３）	人名反応（３）について理解できる
		12週	小テスト、人名反応（４）	人名反応（４）について理解できる
		13週	小テストの解答、人名反応（５）	人名反応（５）について理解できる
		14週	復習	まとめ
		15週	期末テスト
		16週	期末テストの解答、アンケート

評価割合

	試験	発表	相互評価	態度	ポートフォリオ	その他	合計
総合評価割合	100	0	0	0	0	0	100
基礎的能力	60	0	0	0	0	0	60
専門的能力	40	0	0	0	0	0	40
分野横断的能力	0	0	0	0	0	0	0