機器分析実験

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 機器分析実験
科目番号 0114 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質化学工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 福田 知博,後藤 道理,山岸 正和,峰本 康正

到達目標

1. HPLCの操作・データ解析ができること
2. GCの操作・データ解析ができること
3. NMRの操作・データ解析ができること
4. IRの操作・データ解析ができること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1HPLCの操作・データ解析が充分に正しくできるHPLCの操作・データ解析がほぼできるHPLCの操作・データ解析ができない
評価項目2GCの操作・データ解析が充分に正しくできるGCの操作・データ解析がほぼできるGCの操作・データ解析ができない
評価項目3NMRの原理を十分に理解し、有機化合物の構造解析が充分に行うことができるNMRの原理を理解し、有機化合物の構造解析がほぼ行うことができるNMRの原理を理解できず、有機化合物の構造解析がほぼ行うことができない
評価項目4IRの原理を十分に理解し、有機化合物の構造解析が充分に行うことができるIRの原理を理解し、有機化合物の構造解析がほぼ行うことができるIR等の原理を理解できず、有機化合物の構造解析がほぼ行うことができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-3 説明 閉じる
JABEE 1(2)(c) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(2) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(h) 説明 閉じる
ディプロマポリシー 1 説明 閉じる
ディプロマポリシー 2 説明 閉じる
ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
化学・生物分野で広く用いられている機器分析装置を実際に操作し,幅広い知識と視野を涵養することを目的とする。
授業の進め方・方法:
5つの班に分け、3つの実験テーマ(A~D) を1テーマ4週にわたって実験する。1班3テーマを行う。
注意点:
各指導教員のもとで、種々の機器分析原理・手法を習得し、広い視野と技術を身につけるよう、積極的に実験に取り組んで貰いたい。
本科目では、60点以上の評価で単位を認定する。評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。
追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・班分け (テーマA)HPLC測定
2週 実験1 (テーマB)GC測定
3週 実験1 (テーマC)NMR測定
4週 実験1 (テーマD)IR測定
5週 実験1
6週 実験2
7週 実験2
8週 中間試験(実施しない)
4thQ
9週 実験2
10週 実験2
11週 実験3
12週 実験3
13週 実験3
14週 実験3
15週 予備日
16週 アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野分析化学無機および有機物に関する代表的な構造分析、定性、定量分析法等を理解している。4
クロマトグラフィーの理論と代表的な分析方法を理解している。4
特定の分析装置を用いた気体、液体、固体の分析方法を理解し、測定例をもとにデータ解析することができる。4
分野別の工学実験・実習能力材料系分野【実験・実習能力】材料系【実験実習】分析機器を用いて、成分などを定量的に評価をすることができる。4後5,後6,後7
化学・生物系分野【実験・実習能力】分析化学実験代表的な定性・定量分析装置としてクロマト分析(特にガスクロ、液クロ)や、物質の構造決定を目的とした機器(吸光光度法、X線回折、NMR等)、形態観察装置としての電子顕微鏡の中の代表的ないずれかについて、その原理を理解し、測定からデータ解析までの基本的なプロセスを行うことができる。4後7
固体、液体、気体の定性・定量・構造解析・組成分析等に関して必要な特定の分析装置に関して測定条件を選定し、得られたデータから考察をすることができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000