有機工業化学

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 有機工業化学
科目番号 0127 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質化学工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 新しい工業化学(化学同人)
担当教員 川淵 浩之

到達目標

1石油化学基礎原料の製造法について理解し、応用問題を解くことができる。
2メタノールの化学について理解し、応用問題を解くことができる。
3有機ファインケミカルズの現状について理解し、応用問題を解くことができる。
4グリーンケミストリーについて理解し、応用問題を解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1石油化学基礎原料の製造法について理解し、応用問題を解くことができる。石油化学基礎原料の製造法について理解し、基本的な問題を解くことができる。石油化学基礎原料の製造法について理解していない。
評価項目2メタノールの化学について理解し、応用問題を解くことができる。メタノールの化学について理解し、基本的な問題を解くことができる。メタノールの化学について理解していない。
評価項目3有機ファインケミカルズの現状について理解し、応用問題を解くことができる。有機ファインケミカルズの現状について理解し、基本的な問題を解くことができる。有機ファインケミカルズの現状について理解していない。
評価項目4グリーンケミストリーについて理解し、応用問題を解くことができる。グリーンケミストリーについて理解し、基本的な問題を解くことができる。グリーンケミストリーについて理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 我々の身のまわりの品物は、化学工業で製造されたものばかりである。すなわち、我々は化学製品とは切っても切れない関係にある。これまで学習してきた化学が、実際の製造にどのように活かされ、環境との調和をいかに考えているのかを学ぶことを目的とする。
授業の進め方・方法:
講義
注意点:
復習を必ず行い、反応を十分理解しておくこと。日頃の積み重ねが大事。授業計画は、学生の理解度に応じて変更する場合がある。
本科目では、60点以上の評価で単位を認定する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 化学工業とは何か 化学工業の地球環境保全への取り組みについて理解できる。
2週 炭素資源(1) 炭素資源の構造と特性、化石資源の量と寿命ついて理解できる。
3週 炭素資源(2) 炭素資源利用の概要ついて理解できる。
4週 炭素資源(3) 地球環境問題ついて理解できる。
5週 石油精製(1) 石油精製ついて理解できる。
6週 石油精製(2) 石油化学基礎原料の製造ついて理解できる。
7週 石油化学(1) エチレン、プロピレンの利用ついて理解できる。
8週 石油化学(2) ブテン、ブタジエン、芳香族炭化水素の利用ついて理解できる。
2ndQ
9週 メタノールの化学(1) メタノール合成および合成ガスついて理解できる。
10週 メタノールの化学(2) エネルギーとしてのメタノールついて理解できる。
11週 有機ファインケミカルズ(1) 医薬品ついて理解できる。
12週 有機ファインケミカルズ(2) 農薬ついて理解できる。
13週 グリーンケミストリー(1) グリーンケミストリーへの取組み、化学プロセスの問題点ついて理解できる。
14週 グリーンケミストリー(2) グリーンケミストリーの実例ついて理解できる。
15週 期末テスト
16週 期末テストの解答、アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力600000060
専門的能力400000040
分野横断的能力0000000