無機工業化学

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 無機工業化学
科目番号 0128 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質化学工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 新しい工業化学 環境との調和をめざして (足立吟也・岩倉千秋・馬場章夫 編 化学同人)
担当教員 津森 展子

到達目標

現在の工業化学について以下の項目を学習することによって理解する。
①無機工業化学
②有機工業化学
③高分子工業化学
④ファインケミストリー
⑤グリーンケミストリー

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1 無機化学無機化学について理解し、説明できる。無機化学について理解できる。無機化学について理解できない。
評価項目2 無機工業化学無機工業化学について理解し、説明できる。無機工業化学について理解できる。無機工業化学について理解できない。
評価項目3 高分子工業化学高分子工業化学について理解し、説明できる。高分子工業化学について理解できる。高分子工業化学について理解できない。
評価項目4 ファインケミストリーファインケミストリーについて理解し、説明できる。ファインケミストリーについて理解できる。ファインケミストリーについて理解できない。
評価項目5 グリーンケミストリーグリーンケミストリーについて理解し、説明できる。グリーンケミストリーについて理解できる。グリーンケミストリーについて理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
これまでの専門科目で学習した無機化学の内容を総復習するとともに、各分野の工業化学的手法について学習する。
特に製薬企業での品質管理および排水管理などの実務経験を活かし、高品質、高効率かつ環境負荷の少ない生産技術論を織り交ぜて講義する。
授業の進め方・方法:
講義を中心として、定期試験および課題で評価する
注意点:
・分からないあるいは理解不⾜のところはその⽇のうちに理解するように努めること。
・授業計画は,学⽣の理解度に応じて変更する場合がある。
・習熟度に応じて小テストおよび再テストを行うことがある。
・本科目では、60 点以上の評価で単位を認定する。評価が60 点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その
評価を60 点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 無機化学工業の成り立ち
無機化学工業の成り立ちについて理解する。
2週 硫酸 硫酸の製造について理解する。
3週 硝酸 硝酸の製造について理解する。
4週 塩酸 塩酸の製造について理解する。
5週 リン酸 リン酸の製造について理解する。
6週 ソーダ:ソーダ灰 炭酸ナトリウムの歴史と製造について理解する。
7週 ソーダ:苛性ソーダと塩素 水酸化ナトリウムの歴史と製造について理解する。
8週 中間試験 これまでの単元について理解している。
2ndQ
9週 水素 水素の製造について理解する。
10週 アンモニア アンモニアの製造について理解する。
11週 肥料 肥料の製造について理解する。
12週 無機ファインケミカルズ:アルミナ アルミナについて理解する。
13週 無機ファインケミカルズ:チタニア 酸化チタンについて理解する。
14週 ガラス ガラスについて理解する。
15週 期末テスト これまでの単元について理解している。
16週 期末テストの解答、復習
アンケート
期末テストまでの内容を定着させる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題等合計
総合評価割合9010100
基礎的能力45550
専門的能力45550
分野横断的能力000