応用微生物学

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 応用微生物学
科目番号 0131 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質化学工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 参考図書「遺伝子・細胞から見た 応用微生物学」朝倉書店  阪井康能、竹川薫、橋本渉、片山高嶺 編著(2020)
担当教員 篠﨑 由紀子

到達目標

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1微生物の基本的特性について詳細に説明できる微生物の基本的特性について説明できる微生物の基本的特性について説明できない
評価項目2微生物の機能について詳細に説明できる微生物の機能について説明できる微生物の機能について説明できない
評価項目3微生物の利用について具体例を挙げて説明できる微生物の利用について説明できる微生物の利用について説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
微生物の構造、代謝などの基礎知識を習得する。
微生物機能を利用した食品・医薬品・化成品の製造、環境改善などの応用的な分野について具体的事例を学習し、関連する手法の原理を理解する。
授業の進め方・方法:
講義形式。事前に行う準備学習:講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
注意点:
「分子生物学(4年前期)」、「遺伝子工学(4年後期)」の内容を理解している必要がある。
本科目では、60点以上の評価で単位を認定する。
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。
追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 微生物利用の歴史 古代から続く醸造文化の概要を説明できる
2週 微生物利用の歴史 微生物の発見から現在の工業的利用までの道のり、概要を説明できる
3週 微生物利用の基礎(1)分類 代表的な細菌、古細菌の特徴について説明できる
4週 微生物利用の基礎(2)分類 代表的なカビの特徴について説明できる
5週 微生物利用の基礎(3)代謝 窒素固定、窒素循環の概要を説明できる
6週 微生物利用の基礎(4)代謝 発酵、呼吸の概要を説明できる
7週 応用例 食品素材の生産 清酒の製造工程の概要を説明できる
8週 応用例 食品素材の生産 アミノ酸、機能性甘味料の生産について説明できる
2ndQ
9週 応用例 医薬品素材の生産 抗生物質生産菌の探索方法、例をあげて説明できる
10週 応用例 医薬品素材の生産 抗生物質の大量生産法、例をあげて説明できる
11週 応用例 化成品素材の生産 産業用酵素の開発法、概要を説明できる
12週 応用例 化成品素材の生産 ニトリルヒドラターゼ、アクリルアミドの生産について説明できる
13週 応用例 微生物を利用した環境保全技術 バイオ燃料について説明できる
14週 応用例 微生物を利用した環境保全技術 廃水処理、バイオレメディエーションについて説明できる
15週 期末試験 実施
16週 総合学習 期末試験の解説とアンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000