無機材料工学実験

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 無機材料工学実験
科目番号 0036 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質化学工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリント等
担当教員 河合 孝恵,峰本 康正,峰本 康正,中島 栄次,袋布 昌幹

到達目標

(1) 動物骨の無機材料成分のキャラクタリゼーションを熱分析,X線回折で行うことができる
(2) 分子量の異なる物質をゲルろ過により分離し、分配や分離度の概念を理解する
(3) 水溶液の濃度と屈折率の関係について理解し,屈折率計を用いた濃度測定法を習得する
(4) 炭化物の水溶液中化学物質の吸着特性を吸光光度法で評価できる
(5) 高温実験の基礎について理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
動物骨の無機材料成分のキャラクタリゼーションを熱分析,X線回折で行うことができる動物骨の無機材料成分のキャラクタリゼーションを正確に熱分析,X線回折で行うことができる動物骨の無機材料成分のキャラクタリゼーションを熱分析,X線回折で行うことができる動物骨の無機材料成分のキャラクタリゼーションを熱分析,X線回折で行うことができない
分子量の異なる物質をゲルろ過により分離し、分配や分離度の概念を理解する分子量の異なる物質をゲルろ過により分離し、分配や分離度の概念を正確に理解する分子量の異なる物質をゲルろ過により分離し、分配や分離度の概念を理解する分子量の異なる物質をゲルろ過により分離し、分配や分離度の概念を理解ない
水溶液の濃度と屈折率の関係について理解し,屈折率計を用いた濃度測定法を習得する水溶液の濃度と屈折率の関係について理解し,屈折率計を用いた濃度測定法を正確に習得する水溶液の濃度と屈折率の関係について理解し,屈折率計を用いた濃度測定法を習得する水溶液の濃度と屈折率の関係について理解し,屈折率計を用いた濃度測定法を習得できない
炭化物の水溶液中化学物質の吸着特性を吸光光度法で評価できる炭化物の水溶液中化学物質の吸着特性を吸光光度法で正確に評価できる炭化物の水溶液中化学物質の吸着特性を吸光光度法で評価できる炭化物の水溶液中化学物質の吸着特性を吸光光度法で評価できない
高温実験の基礎について理解できる高温実験の基礎について正確に理解できる高温実験の基礎について理解できる高温実験の基礎について理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
無機材料工学実験を選択した学生を4つの班に分け,4つの実験テーマを1テーマ3-4週にわたって実験する。1班4テーマを行う。
授業の進め方・方法:
教員
注意点:
各指導教員のもとに種々の実験方法や知識を習得し,広い視野と技術を身につけるよう,積極的に実験に取り組んで貰いたい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,実験1 A: 動物骨など,天然の無機材料成分のキャラクタリゼーションを熱分析,X線回折等を用いて行う。
2週 実験1 B: 分子量の異なる3つの物質をゲルろ過を用いて分離する。その溶出曲線から分配係数、分離度の概念を理解する。
3週 実験1 C: 様々な濃度の水溶液を調整し,その屈折率を調べることによって濃度と屈折率の関係を理解する。また未知試料の濃度を検量線によって求める
4週 実験1 D: 炭化物を用いて,水溶液中の化学物質の吸着挙動を,等温吸着線を用いて評価する。
5週 実験2 E: 無機系の実験で多く行われる高温実験で使用される耐熱材・発熱体・測温体について理解する。
6週 実験2
7週 実験2 上記のA-Eの実験を1テーマ3-4週にわたって実験する。1班4テーマを行う。
8週 実験3
4thQ
9週 実験3
10週 実験3
11週 実験4
12週 実験4
13週 実験4
14週 総合演習(結果と考察)
15週 期末試験 実施せず
16週 総合演習(結果と考察)、アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
専門的能力100100