生物学

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 生物学
科目番号 0068 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質化学工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 生物基礎(東京書籍)
担当教員 森田 康文

到達目標

①生物の多様性と共通性、生命活動とエネルギーについて説明できる
②遺伝子の基礎、遺伝情報の流れと発現について説明できる
③体内環境の維持について説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1生物の多様性と共通性、生命活動とエネルギーについて詳しく説明できる生物の多様性と共通性、生命活動とエネルギーについての基本的な問題を解くことができる生物の多様性と共通性、生命活動とエネルギーについて説明できない
評価項目2遺伝子の基礎、遺伝情報の流れと発現について詳しく説明できる遺伝子の基礎、遺伝情報の流れと発現についての基本的な問題を解くことができる遺伝子の基礎、遺伝情報の流れと発現について説明できない
評価項目3体内環境の維持について詳しく説明できる体内環境の維持についてについての基本的な問題を解くことができる体内環境の維持について説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
生物化学系分野の基礎を学ぶことを目的に、主に細胞の構造と機能について講義する。最初に細胞の構造と仕組みについて学習し、生命の単位としての細胞に関する知識を深め、生命活動を支えるエネルギーや代謝の意義を概説する。次に生命活動の根源をなす遺伝情報の流れ及び遺伝子の発現について学び、受け継がれていく生命現象を理解する。さらに細胞の集合体である生物体がどのように統合し、恒常性を維持しているのかについても学習する。
授業の進め方・方法:
教員単独の講義を実施
注意点:
・復習は教科書およびノートを参考にまとめ直し整理しておくこと。
・ただ覚えるのではなく理解するよう心掛けること。
・授業計画は、学生の理解度に応じて変更する場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 生物の多様性と共通性 生物の共通性および細胞説を説明できる
2週 生命活動とエネルギー(1) 細胞の構造、細胞小器官の役割を説明できる
3週 生命活動とエネルギー(2) エネルギーと代謝、酵素の関係を説明できる
4週 小テスト①
生命活動とエネルギー
第1~3週までの理解度を測るために小テストを実施する
ミトコンドリアと葉緑体の起源について説明できる
5週 生物と遺伝子(1) 遺伝子の本体がDNAであること、DNAの基本的な構造について説明できる
6週 生物と遺伝子(2) ゲノムについて説明できる
7週 生物と遺伝子(3) 細胞分裂、細胞周期およびDNAの複製についての基礎を説明できる
8週 遺伝情報の流れと発現(1) セントラルドグマ、転写について説明できる
2ndQ
9週 中間試験 第1~8週までの理解度を測るため、中間試験を実施する
10週 中間試験の解答
遺伝情報の流れと発現(2)
翻訳とリボゾームの役割を説明できる
11週 体内環境の維持(1) 体液の循環について説明できる
12週 小テスト②
体内環境の維持(2)
第10~11週までの理解度を測るために小テストを実施する
腎臓・肝臓の働きについて説明できる
13週 体内環境の維持(3) 自律神経系の仕組みと働きを説明できる
14週 体内環境の維持(4) 内分泌系について説明できる
15週 期末試験 第10~14週までの理解度を測るため、期末試験を実施する
16週 期末試験の解答とアンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野基礎生物原核生物と真核生物の違いについて説明できる。2
核、ミトコンドリア、葉緑体、細胞膜、細胞壁、液胞の構造と働きについて説明できる。2
葉緑体とミトコンドリアの進化の説について説明できる。2
代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。1
酵素とは何か説明でき、代謝における酵素の役割を説明できる。1
光合成及び呼吸の大まかな過程を説明でき、2つの過程の関係を説明できる。1
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。1
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。1
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。1
細胞周期について説明できる。1
分化について説明できる。1
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。1
生物化学リン脂質が作るミセル、脂質二重層について説明でき、生体膜の化学的性質を説明できる。1
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000