| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
平面,空間におけるベクトルの演算ができる. | ベクトルの和,差,実数倍の演算ができる.また,有向線分と成分表示を結び付けて考えることができる. | ベクトルの和,差,実数倍の演算ができ,それらを有向線分で表すことができる. | ベクトルの和,差,実数倍の定義が理解できない. |
2つのベクトルの内積やなす角が求められる.また,2つのベクトルの平行,垂直の判定ができる. | 2つのベクトルの内積やなす角が求められる.また,ベクトルの平行条件,垂直条件を応用できる. | 2つのベクトルの内積やなす角を正しく求められる. | 2つのベクトルの内積が求められない. |
ベクトルを用いて図形の方程式が求められる.また,ベクトルを図形の問題に応用できる. | 図形のベクトル方程式が理解でき,それを用いて図形の方程式が求められる.ベクトルを応用して図形の問題が解ける. | 直線や平面,球面の方程式を求められる. | 直線,平面,球面の方程式を理解できず,求められない. |
行列の演算ができる.また正則行列の逆行列を求められる. | 行列の和,差,実数倍,積が正しく計算できる.また,正方行列が正則であるとき,逆行列を求められる. | 行列の和,差,実数倍,積が正しく計算できる. | 行列の演算が全くできない. |
行列を用いて,連立1次方程式が解ける. | 掃き出し法により,連立1次方程式が解ける.また,任意定数を用いて解を正しく表したり,解を持つか否かの判断ができる. | 掃き出し法を正しく行える. | 行列に対する行基本変形を全く理解できず,掃き出し法を行えない. |
行列式の定義や性質を理解し,その値を求められる. | 行列式の定義や性質を用いて,2次,3次のみでなく4次以上の行列式の値まで求められる. | 2次,3次の行列式の計算ができ,行列式の性質を理解できる. | 2次,3次の行列式の値も求められず,行列式の性質を1つも理解できない. |