物理学Ⅲ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 物理学Ⅲ
科目番号 0179 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質化学工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 改訂版 高等学校 物理学Ⅰ, Ⅱ (数研出版)
担当教員 石田 善彦

到達目標

①熱とエネルギーについて理解できる
②気体の法則について理解できる
③気体の内部エネルギーと比熱について理解できる
④波の性質について理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 等速円運動に必要な力や加速度について理解し,円運動の式から周期が求められる等速円運動に必要な力や加速度について正しく理解し,応用問題を解くことができる等速円運動に必要な力や加速度について理解し,基本問題を解くことができる等速円運動に必要な力や加速度について理解できず,問題を解くことができない
評価項目2 単振動に必要な力や変位・速度・加速度の関係に基づいて角振動数や周期を求めることができる単振動に必要な力や変位・速度・加速度の関係を正しく理解し,応用問題を解くことができる単振動に必要な力や変位・速度・加速度の関係を理解し,基本問題を解くことができる単振動に必要な力や変位・速度・加速度の関係を理解できず,問題を解くことができない
評価項目3 ケプラーの第三法則や万有引力の法則に基づいて周期の計算ができるケプラーの第三法則や万有引力の法則を正しく理解し,応用問題を解くことができるケプラーの第三法則や万有引力の法則を理解し,基本問題を解くことができるケプラーの第三法則や万有引力の法則を理解できず,問題を解くことができない
評価項目4 気体の分子運動や気体の法則に基づいて内部エネルギーなどの物理量が計算できる気体の分子運動や気体の法則を正しく理解し,応用問題を解くことができる気体の分子運動や気体の法則を理解し,基本問題を解くことができる気体の分子運動や気体の法則を理解できず,問題を解くことができない
評価項目5 気体の状態変化のそれぞれについて説明でき,比熱や熱量を計算できる気体の状態変化のそれぞれについて正しく理解し,詳しく説明でき,応用問題を解くことができる気体の状態変化のそれぞれについて理解し説明でき,基本問題を解くことができる気体の状態変化のそれぞれについて理解説明できず,問題を解くことができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
学習目標(授業のねらい)
 物理学は自然科学のなかでもっとも体系の整った学問で, 理工系諸科学の基礎となっている. 科学技術の発展にとって, 基礎科学の果たす役割は大きなものがあるが, それは物理の公式を覚えあてはめるということではなく, 基礎にある具体的な自然現象とともに思考することが大切である. 物理学Ⅰ,Ⅱで学んだことをもとに, ここでは熱現象や波動の理解を目標とする. 物理を覚えるのではなく, 考え理解することを第一に授業をおこなう.
授業の進め方・方法:
講義
注意点:
たんに公式を覚えるのではなく,物理現象を理論的に理解することが重要である. それには演習問題を解くことによって理解を確実なものにする必要がある. 適宜小テストによって理解度を評価するので早めに復習するように.
授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 熱力学とは何か 力学とのちがい
2週 気体の法則 ボイル・シャルルの法則と気体の状態方程式
3週 気体の分子運動Ⅰ 分子運動と圧力
4週 気体の分子運動Ⅱ 平均運動エネルギーと絶対温度
5週 気体の内部エネルギーと比熱Ⅰ 内部エネルギーと熱力学第一法則
6週 気体の内部エネルギーと比熱Ⅱ 気体の状態変化
7週 気体の内部エネルギーと比熱Ⅲ 気体のモル比熱
8週 中間テスト
4thQ
9週 中間テストの答案返却等
10週 波の性質Ⅰ 波の伝わり方と波の要素
11週 波の性質Ⅱ 重ね合わせの原理と波の干渉
12週 波の性質Ⅲ 反射・屈折・回折
13週 音の伝わり方と発音体の振動
14週 光の性質
15週 期末テストの答案返却,アンケート
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000