到達目標
日本や世界における各時代の産業発展や人間活動と自然環境の関わりについて歴史的観点から理解できる。
日本と世界(東アジア諸国・緒地域)における各時代の政治制度・経済関係・生活文化の特徴や関わりについて歴史的観点から理解できる。
世界における国家間あるいは国家内の民族の共存と対立、文化的類似性・相違性の諸問題について歴史的観点から理解できる。
世界の中の日本ならびに文化の多様性について認識し、互いの国家や文化・風習について尊重し、相互理解を深めることができる。
日本と世界(特に東アジア諸国・諸地域)の各時代の政治制度、経済関係、生活文化について歴史的観点から理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 各時代の日本と東アジアの対外関係・国際交流の特徴を具体的に説明できる。 | 日本と東アジアの対外関係・国際交流の特徴を説明できる。 | 日本と東アジアの対外関係・国際交流の特徴を説明できない。 |
評価項目2 | 絵画史料(絵図・地図)を詳細に調査・分析し、説明できる。 | 絵画史料(絵図・地図)を調査・分析し、説明できる。 | 絵画史料(絵図・地図)について説明できない。 |
評価項目3 | 歴史的事象と現代社会の国際問題とを結び付け、意欲的に自分なりの意見を持つことができる。 | 歴史的事象と現代社会の国際問題とを結び付け、意見を持つことができる。 | 歴史的事象と現代社会の国際問題とを結び付けることがでいない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
古代から前近代を中心とした東アジア交流概論。日本の対外関係を通史的に俯瞰しながら、中国、朝鮮半島などの東アジア諸国・諸地域との交流を通して、日本がどのように先進文化・技術を受容してきたか、それらをどのように熟成・発展させ産業化・国産化を進めてきたかを概観していく。各時代の日本の対外関係ならびに、東アジア諸国・諸地域との結びつきの特徴を理解・認識するとともに、将来国際的な技術者としてグローバルに活躍し、世界の人々と接する際に必要な知識・教養を豊かなものにする。
授業の進め方・方法:
講義形式で毎回資料を配布する。参考文献等は授業中に紹介する。時々作業プリントや授業の感想等の提出を求めることがある。
注意点:
授業の進度・内容は学生の理解度によって変更することがある。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、東アジア華夷秩序と古代日本① |
「華」と「夷」からなる東アジアの秩序と理論、中国歴史書の中の倭国について知識を得る。
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2週 |
東アジア華夷秩序と古代日本② |
渡来人の移住と漢字・儒教・仏教の伝来について知識を得る。
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3週 |
東アジア華夷秩序と古代日本③ |
渡来人の特殊技術と古墳・寺院造営との関わりについて知識を得る。
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4週 |
絵画史料を読み解く① |
「麻疹絵」「疱瘡絵」を読み解き、内容や背景を説明できる。
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5週 |
東アジアの戦乱と中世日本① |
日宋貿易と渡来銭、国内経済への影響について知識を得る。
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6週 |
東アジアの戦乱と中世日本② |
蒙古襲来と火器の発達、国際社会の変容について知識を得る。
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7週 |
東アジアの戦乱と中世日本③ |
東シナ海の偽使・倭寇、大航海時代の鉄砲伝来について知識を得る。
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8週 |
近世日本の対外関係と四つの口① |
「鎖国」と「海禁」、とキリスト教禁教の流れについて知識を得る。
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2ndQ |
9週 |
近世日本の対外関係と四つの口② |
德川幕府の外交政策、朝鮮・琉球使節訪日について知識を得る。
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10週 |
絵画史料を読み解く② |
朝鮮通信使絵巻を読み解き、行列図や成立背景について説明できる。
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11週 |
近世日本の対外関係と四つの口③ |
蝦夷地開発と北前船交易、測量技術の発達について知識を得る。
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12週 |
近世日本の対外関係と四つの口④ |
長崎貿易と蘭学の発達、語学習得について知識を得る。
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13週 |
近代日本と国民国家システム①、レポート課題発表 |
産業革命の進展と黒船来航について知識を得る。
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14週 |
近代日本と国民国家システム② |
文明開化とお雇い外国人について知識を得る。
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15週 |
近代日本と国民国家システム③ |
治水事業と交通・流通網の発達について知識を得る。
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16週 |
まとめ、レポート提出、復習作業 |
日本と東アジアのつながりを振り返り、自分なりの意見を持つことができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地歴 | 人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。 | 2 | |
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。 | 2 | |
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。 | 2 | |
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 60 | 0 | 40 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 60 | 0 | 40 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |