応用数学Ⅲ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 応用数学Ⅲ
科目番号 0275 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質化学工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 新応用数学(大日本図書)
担当教員 峰本 康正

到達目標

・関数をフーリエ級数に展開できる。
・関数をフーリエ変換できる。
・フーリエ変換を微分方程式の解法に利用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1任意の周期の関数をフーリエ級数(複素フーリエを含む)に展開できる。関数をフーリエ級数に展開できる。関数をフーリエ級数に展開できない。
評価項目2畳み込み等を用いて、任意の関数をフーリエ変換できる。関数をフーリエ変換できる。関数をフーリエ変換できない。
評価項目3畳み込み等を用いたフーリエ変換を利用し、微分方程式の解を得られる。フーリエ変換を利用し、微分方程式の解を得られる。フーリエ変換を利用し、微分方程式の解を得られない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
フーリエ解析における手法を学習するとともに、微分方程式解法への利用や分析機器での応用例を勉強する。
授業の進め方・方法:
講義と演習
注意点:
教科書に記載される例、例題、問、練習問題は必ず自分で解くこと。微分に関する公式を用いるが、公式を暗記するのではなく、公式自体の導出過程を理解することが望まれる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 フーリエ級数 周期2πの関数のフーリエ級数を求められる。
2週 フーリエ級数 周期2の関数のフーリエ級数を求められる。
3週 フーリエ級数 任意の周期関数のフーリエ級数を求められる。
4週 フーリエ級数 複素フーリエ級数を求められる。
5週 演習
6週 フーリエ変換 フーリエ変換の概念が理解できる。
7週 フーリエ変換 フーリエの積分定理を応用することで、代表的な積分値を求めることができる。
8週 フーリエ変換 フーリエ変換の公式を導くことができる。
2ndQ
9週 フーリエ変換 たたみこみを用いて代表的な関数のフーリエ変換ができる。
10週 フーリエ変換 スペクトルを求めることができる。
11週 演習
12週 フーリエ変換の応用 熱伝導法的式にフーリエ変変換を利用し、基本解を求めることができる。
13週 フーリエ変換の応用 境界条件を考慮し、特殊解を求めることができる。
14週 フーリエ変換の応用 分析機器での信号を三角関数を用いて関数表記できる。
15週 フーリエ変換の応用 関数表記した信号強度をフーリエ変換し、測定データとして表すことができる。
16週 総説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力350000035
専門的能力3500030065
分野横断的能力0000000