到達目標
1.実験テーマの理論および目的を理解し、説明できる。
2.実験操作の意味を理解し、正しい操作に沿って実験を行う事ができる。
3.実験データを適切に処理し、その結果に沿った正しい考察ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 実験テーマの理論および目的を正しく理解し、その詳細を説明できる。 | 実験テーマの理論および目的を理解できる。 | 実験テーマの理論および目的を理解できない。 |
評価項目2 | 実験操作の意味を深く理解し、正しい操作を自ら考え実験を行う事ができる。 | 実験操作の意味を理解し、操作に沿って実験を行う事ができる。 | 実験操作の意味を理解できず、実験を行う事ができない。 |
評価項目3 | 実験データを適切に処理し、その結果に沿った正しい考察ができるともに、応用的な解説ができる。 | 実験データを適切に処理し考察ができる。 | 実験データを適切に処理できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般的な単位操作に関する実験を通してその理論について理解を深める。また、実験で得られたデータの取り扱い方やデータのとりまとめ方を習得する事を目的とする。さらにはグループごとに行う実験テーマに関する事前学習の口頭発表や口頭試問にて、グループ学習力やプレゼンテーション能力も養う。
授業の進め方・方法:
教員2名の監督による実験演習を行う。
注意点:
本実験では、まず各テーマの事前学習を行い、その成果を発表し口頭試問にて理解度を確認したのち実験を行う。事前に配布テキストや教科書、参考書をよく読んで理解を深めておく事がもちろん、未知の学習課題についても積極的に調査、学習する姿勢が重要となる。レポート(90%)に加えて発表資料や口頭試問内容(10%)にて評価する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
実験の進め方を理解する。
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2週 |
第1テーマ実験日 |
以降、実験は1班4~5人のグループを10班構成し、10の実験テーマ(反応速度、精留、粉体、真密度測定、乾燥)を重ならないように廻していき、最終的に1班につき3種のテーマの実験を行う。 Ⅰテーマについて4週が与えられるので、1週目は事前学習、2週目以降は発表口頭試問を経て実験を行う。
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3週 |
第1テーマ実験日 |
各テーマの目的
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4週 |
第1テーマ実験日 |
反応速度:反応速度と濃度の関係を理解し、実験データから活性化エネルギーや反応速度定数を求めることができる。
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5週 |
第1テーマ実験日 |
精留1,2:段塔および充填塔における精留実験により理論段数を求めることができる
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6週 |
第2テーマ実験日 |
粉体1,2:ボールミルによる粉砕実験またはアンドレアゼンピペットによる粒子沈降実験を行い、粒度分布を求めることができる。
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7週 |
第2テーマ実験日 |
乾燥1,2:多孔質材料の熱風乾燥により乾燥特性曲線を作成することができる。
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8週 |
第2テーマ実験日 |
真密度測定1,2:ピクノメータを用いて粒子の真密度を求めることができる。
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4thQ |
9週 |
第2テーマ実験日 |
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10週 |
第3テーマ実験日 |
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11週 |
第3テーマ実験日 |
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12週 |
第3テーマ実験日 |
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13週 |
第3テーマ実験日 |
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14週 |
予備日 |
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15週 |
期末試験 |
実施せず、実験レポート、プレゼンテーション、口頭試問、これらによって評価し試験に代える。
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16週 |
アンケート |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 化学・生物系分野【実験・実習能力】 | 物理化学実験 | 各種密度計(ゲールサック、オストワルド等)を用いて、液体および固体の正確な密度を測定し、測定原理を説明できる。 | 3 | |
反応速度定数の温度依存性から活性化エネルギーを決定できる。 | 3 | |
化学工学実験 | 流量・流速の計測、温度測定など化学プラント等で計測される諸物性の測定方法を説明できる。 | 3 | |
液体に関する単位操作として、特に蒸留操作の原理を理解しデータ解析の計算ができる。 | 3 | |
専門的能力の実質化 | PBL教育 | PBL教育 | 工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。 | 3 | |
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。 | 3 | |
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。 | 3 | |
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 90 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 90 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |