遺伝子工学

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 遺伝子工学
科目番号 0283 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質化学工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 プリント
担当教員 森田 康文

到達目標

①遺伝子組換え操作を説明できる、ベクターの働き、種類、オペロンについて説明できる
②クローニング技術について説明できること、ポリメラーゼチェインリアクションの概要を説明できること
③遺伝子工学の応用例を説明できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1遺伝子組換え操作を正しく説明できる、ベクターの働き、種類、オペロンについて正しく説明できる遺伝子組換え操作を説明できる、ベクターの働き、種類、オペロンについて説明できる遺伝子組換え操作を説明できない、ベクターの働き、種類、オペロンについて説明できない
評価項目2クローニング技術について、さらにポリメラーゼチェインリアクションの概要を正しく説明できること クローニング技術について説明できること、ポリメラーゼチェインリアクションの概要を説明できることクローニング技術について説明できない、ポリメラーゼチェインリアクションの概要を説明できない
評価項目3多くの遺伝子工学の応用例を説明できる遺伝子工学の応用例を説明できる遺伝子工学の応用例を説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
分子生物学に引き続き、本科目においてはベクターを用いた遺伝子操作方法やPCRなどの遺伝子工学の技術を学習し、それら技術の応用例も学ぶことを目的とする。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義
注意点:
・遺伝子工学固有の用語が頻繁に登場する。例年あいまいに理解する学生が見受けられるのできちんと理解すること。
・何回かにわたって課題を出す予定。
・授業計画は、学生の理解度に応じて変更する場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ベクター① ベクターの役割について説明できる
2週 ベクター② ベクターの種類を説明できる
3週 ベクター③ ベクターの仕組みについて説明できる
4週 ベクター④ ベクターの応用技術について説明できる
5週 遺伝子導入方法 いくつかの導入方法の違いを説明できる
6週 遺伝子クローニング① クローニング技術を説明できる
7週 遺伝子クローニング② クローニング技術を説明できる
8週 中間試験
4thQ
9週 ポリネラーゼチェイインリアクション① PCRの原理を説明できる
10週 ポリネラーゼチェイインリアクション② いくつかのPCRを説明できる
11週 遺伝子工学の応用① 農業への応用例を説明できる
12週 遺伝子工学の応用② 食品への応用
13週 遺伝子工学の応用③ 医薬品への応用
14週 遺伝子工学の応用④ 水産業その他へ応用
15週 期末試験
16週 解答、総合演習、アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野基礎生物DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。3
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。3
生物工学遺伝子組換え技術の原理について理解している。4
バイオテクノロジーの応用例(遺伝子組換え作物、医薬品、遺伝子治療など)について説明できる。4
バイオテクノロジーが従来の技術に対して優れている点について説明できる。4
遺伝子組み換え技術のリスクと安全策について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000