概要:
有機系高分子材料の分子量、一次構造及び高次構造が物性に与える影響並びに結晶性高分子と非晶性高分子の特徴を学習すると同時に。有機系高分子材料が他の材料(金属材料、無機材料)とどのような違いがあるのかを理解する。
授業の進め方・方法:
講義および演習
注意点:
これまでに学習した有機化学の内容を十分復習しておくと共に、物理化学、材料工学Ⅰの内容に関しても理解しておくこと。
授業計画は、学生の理解度に応じて変更する場合がある。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 材料系分野 | 有機材料 | 高分子の定義と分子間力による集合の仕方、性質について説明できる。 | 3 | 後1,後2 |
低分子と高分子の違いを理解し説明できる。 | 3 | 後1,後2 |
分子量を計算し、官能基や構造から分子の性質を予測できる。 | 4 | 後3,後4 |
高分子の結晶性・非晶性に基づき力学的性質について説明できる。 | 4 | 後10 |
高分子の平均分子量を理解し、平均分子量と重合度の関係を説明できる。 | 4 | 後3,後4 |
鎖状構造や官能基の立体配置(立体配座)による高分子の構造と性質を理解し説明できる。 | 4 | 後5 |
高分子を構成する分子鎖の構造およびその集合法と性質の関連性を説明できる。 | 4 | 後6 |
高分子材料に求められる機能について理解し、基本的な骨格と官能基の機能性について説明できる。 | 4 | 後2,後7 |
高分子の結晶、非晶、結晶化度について説明できる。 | 4 | 後10,後11 |
ミセル、単結晶、球晶など高分子の形態について説明できる。 | 4 | 後10 |
高分子の熱的性質について説明できる。 | 4 | 後12,後13,後14 |
数平均分子量、重量平均分子量、Z平均分子量、粘度平均分子量について説明できる。 | 4 | 後3,後4 |
分子量分布を理解し、重合法の違いによる分子量分布のあり方について説明できる。 | 4 | 後3,後4 |