日本語

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 日本語
科目番号 0304 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質化学工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】『大学・大学院 留学生の日本語③論文読解編』アルク,『ピアで学ぶ大学生・留学生の日本語コミュニケーション』ひつじ書房,新聞等の生教材
担当教員 田上 栄子

到達目標

・文章の構造を読み取ることができる
・論理構造を支える文章表現に注目できる
・読み取った情報をわかりやすく要約することができる
・批判的に情報を受け取ることができる
・論理的に構成し、説得力のある発表ができる
・聞き手としての役割を意識して、よい聞き手になろうとする

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
文章の構造を適切に読み取ることができるおおよその文章の構造を読み取ることができる文章の構造を読み取ることができない。
論理構造を支える表現がなんであるかをしっかりと理解しており、その知識を用いて正確に文章を読み取ることができる。論理構造を形作る表現に対する理解が概ねできており、それらの表現に注目して、大体、文章読み取ることができる。論理構造を支える表現が何かわからない。
読み取った情報を的確に要約することができる読み取った情報を多少不要な部分を含みつつも、不可欠な内容を取り入れてなんとか要約することができる読み取った情報の要約ができない
情報をそのまま受け取らず、批判的に分析することができる情報に対し、少し批判的に分析できる。批判的に情報を見ることができない
論理的な構成で、説得力のあるわかりやすい発表ができる。不十分ではあるが構成が考えられており、発表内容の理解を妨げるものではない。論理的構成をすることが難しく、内容がわかりにくい
聞き手として相手に自己の理解をフィードバックしながらきくことができる。さらに相手の主張に対し自分の意見を提示することができる。相手の主張を聞き、理解しようとしており、なんとか質問もできる相手の主張に関心を示さず、理解もあまりできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
学習目標(授業のねらい)
・学生生活に必要な専門書・論文・教養書・新聞記事など、様々なテキストタイプの文章を読むことができる。それぞれのタイプの読み物の特徴となる基本的な構造、文体等の特徴を把握し、それに慣れる手立てを見つける。
・談話構成を意識しながら、論理的で説得力のある伝え方をすることができる。また、参加する姿勢で積極的な聞き方・受けとめ方ができる。
・学生同士が対等な関係において学び合うことができる。
授業の進め方・方法:
講義(20 %)B(100%)、授業手法1
演習(80%) B(50%) C(50%)、授業手法3・4・6
注意点:
授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション  プレースメントテスト  
2週 異文化適応
 段落内の構造
・中心文と支持文の構造を読み取る
3週 異文化適応
 段落内の構造
・中心文と支持文の構造を読み取る
4週 いじめ
 話題とメインアイデア
・中心文をてがかりにメインアイデアを読み取る  
5週 いじめ
 話題とメインアイデア
・中心文をてがかりにメインアイデアを読み取る  
・助詞相当語
6週 いじめ
 
・いじめが生まれる背景について考える
7週 いじめ
 
・いじめが生まれる背景について考える
8週 衝動買いを誘発する
 アウトライン
・アウトラインの形で体系的に整理することで、全体の論理的なつながりをつかむ
2ndQ
9週 衝動買いを誘発する
 アウトライン
・アウトラインの形で体系的に整理することで、全体の論理的なつながりをつかむ
10週 おいしい食感のの理由
 文章構成
・論説文の構成を知る 
   序論・本論・結論
11週 おいしい食感のの理由
 文章構成
・論説文の構成を知る 
   序論・本論・結論
12週 日本人の意識
 論の展開① 事実と筆者の考察
・論説文の構成を知る 
   序論・本論・結論
13週 日本人の意識
 論の展開① 事実と筆者の考察
・論説文の構成を知る 
   序論・本論・結論
14週 期末試験  
15週 フィードバック  
16週 要約     ・中心文、キーワードに着目して要約ができる
後期
3rdQ
1週 フリーター問題
 論の方向を示す表現
・どのように論を進めるのかを示した文を読み取れる
2週 フリーター問題
 論の方向を示す表現
・どのように論を進めるのかを示した文を読み取れる
3週 安全でおいしい水を飲むために
  論の展開②
・意見の述べ方がわかる
4週 安全でおいしい水を飲むために
  論の展開②
・意見の述べ方がわかる
5週 安全でおいしい水を飲むために
  論の展開②
・意見の述べ方がわかる
6週 「まじめ」という言葉
  引用
・引用の表現がわかる
7週 中間試験  
8週 「まじめ」という言葉
  引用
・引用の表現がわかる
4thQ
9週 がん告知
 要約
・筆者の主張を捉えて、要約ができる
10週 がん告知
 要約
・筆者の主張を捉えて、要約ができる
11週 新聞記事を読む手立て ・記事の種類 見出し、リード文の特徴
12週 ブックトーク ・本・記事・情報を探す
13週 ブックトーク ・読み取った情報を伝える 主張と根拠のメモを作る
14週 ブックトーク ・メモをもとにブックトークのアウトラインを書く
15週 期末試験
16週 フィードバック 

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験平常点(授業への参加度 課題)合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000