総合国語ⅠA

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 総合国語ⅠA
科目番号 0001 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 国語総合現代文編(大修館書店)
担当教員 岡部 寛子,近藤 周吾

到達目標

 義務教育レベルの国語力の復習と定着を目指すとともに、論理的文章および文学的文章を根拠に基づき論理的に理解する能力を育てる。漢字や語句についても、まずは義務教育レベルの復習と定着を目指す。小論文を書く力の土台を築く。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1義務教育レベルの漢字を読み書きできる。義務教育レベルの漢字を8割以上読み書きできる。義務教育レベルの漢字を8割以上読み書きできない。
評価項目2論理的文章を構成を意識して読解することが十分できる。論理的文章を構成を意識して読解することがある程度できる。論理的文章を構成を意識して読解することができない。
評価項目3文学的文章を語りに注意しながら読解することが十分できる。文学的文章を語りに注意しながら読解することがある程度できる。文学的文章を語りに注意しながら読解することができない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
講義形式を主としながら、適宜、演習形式を併用し、小論文の練習を行う。毎時、義務教育レベル、さらには高等学校1~3年レベルの漢字の小テストを実施する。
授業の進め方・方法:
講義形式を主としながら、適宜、演習形式を併用し、小論文の練習を行う。毎時、高等学校1~3年レベルの漢字の小テストを実施する。
注意点:
小論文を書く課題が多いので、主体的に取り組むこと。義務教育レベルから高等学校レベルへと漢字力や表現力の向上を求めるので、ひらがなで表記してよしとする癖がある学生は、改めること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
古典を学ぶことの意味を考える。
授業の概要について理解する。
2週 他者を理解するということ児のそら寝
全体の概要を理解する。
「児のそら寝」を音読し、古文に親しむ。説話の文学史的な理解をする。
内容を分析し、口語との違いを理解する。
百人一首を覚えよう①
3週 他者を理解するということ
児のそら寝
全体の構成を理解する。
前半の内容を分析し、口語との違いを理解する。
4週 他者を理解するということ
児のそら寝
構成や表現に注意しながら、細部の内容を理解する。
後半の内容を分析し、口語との違いを理解する。
百人一首を覚えよう②
5週 空気を読む
絵仏師良秀
全体の概要と構成を理解する。「絵仏師良秀」の冒頭を分析し、内容を理解する。古典文法の基礎についても学習する。
6週 空気を読む
絵仏師良秀
構成や表現に注意しながら、細部の内容を理解する。
「絵仏師良秀」の後半を分析し、内容を理解する。古典文法の基礎についても学習する。
百人一首を覚えよう③
7週 空気を読む
絵仏師良秀
構成や表現に注意しながら、細部の内容を理解する。
「絵仏師良秀」の全体を分析し、内容を理解する。古典文法の基礎についても学習する。
8週 羅生門
漢文入門
全体の概要を理解する。
漢文訓読のきまり 漢文とは何か。なぜ漢文を学ぶのかを考える。漢文訓読のきまりを理解する。返り点の規則を理解する。百人一首を覚えよう④
2ndQ
9週 羅生門漢文入門
漢文訓読のきまり
構成や表現に注意しながら、細部の内容を理解する。
漢文訓読のきまりを理解する。助字・再読文字を理解する。書き下し文の原則を理解する。
10週 羅生門週
訓読に親しむ
構成や表現に注意しながら、細部の内容を理解する。格言をくり返し音読して、漢文訓読に親しみ、訓読のきまりを身につける。
百人一首を覚えよう⑤
11週 羅生門
五十歩百歩
語りの構造に注意しながら、
細部の内容を理解する。
「五十歩百歩」を音読し、書き下し文に改め、意味を取る。
12週 羅生門
蛇足
語りの構造に注意しながら、
細部の内容を理解する。
「蛇足」を音読し、書き下し文に改め、意味を取る。
百人一首を覚えよう⑥
13週 羅生門
朝三暮四
語りの構造に注意しながら、
細部の内容を理解する。
「朝三暮四」を音読し、書き下し文に改め、意味を取る。日本でよく使われている他の故事成語についても、どのような物語から発生したのかを理解する。
14週 まとめ・復習
朝三暮四
これまでの復習と定着
「朝三暮四」を音読し、書き下し文に改め、意味を取る。日本でよく使われている他の故事成語についても、どのような物語から発生したのかを理解する。
15週 期末試験 これまでの復習と定着
16週 まとめ・復習 これまでの復習と定着

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合700015015100
基礎的能力45001501575
専門的能力0000000
分野横断的能力250000025