電子情報工学実験ⅠA

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 電子情報工学実験ⅠA
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材
担当教員 山口 晃史,秋口 俊輔,門村 英城,小熊 博,水本 巌,由井 四海,滝沢 雅明

到達目標

1.電子情報工学科において今後必要とされる知識・技術の基礎的な項目を身につける.
2.電子回路,工作機器などに関する基礎的知識を身につける.
3.ワープロソフト,表計算ソフト,プログラミングに関する基礎的知識を身につける.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
基礎知識全般電子情報工学科において今後必要とされる知識・技術の基礎的な項目が十分身についた.電子情報工学科において今後必要とされる知識・技術の基礎的な項目が身についた.電子情報工学科において今後必要とされる知識・技術の基礎的な項目が身についていない.
ハードウェア系電子回路,工作機器などに関する基礎的知識が十分身についた.電子回路,工作機器などに関する基礎的知識が身についた.電子回路,工作機器などに関する基礎的知識が身についていない.
ソフトウェア系ワープロソフト,表計算ソフト,プログラミングに関する基礎的知識が十分身についた.ワープロソフト,表計算ソフト,プログラミングに関する基礎的知識が身についた.ワープロソフト,表計算ソフト,プログラミングに関する基礎的知識が身についていない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
電子情報工学科において今後必要とされる知識・技術の基礎的な項目について,実際に手を動かしながら習得することを目標とする.電気電子,工作,プログラミングなどの基本的事項について機材を用いて適宜実験を行う.
授業の進め方・方法:
前期は5テーマをそれぞれ2~5週程度の期間をかけて行う.テーマによってはグループに分かれて実施する.
注意点:
レポートは全テーマについて、定められた期限内に必ず提出しなければならない
到達目標の達成度評価方法(レポートの内容、質問に対する回答)
レポート評価(レポートの書き方、実験結果の整理と検討、提出期限)
到達目標の達成度を確認するために、提出されたレポートに対して質問をする

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
情報基礎
本実験実習における学習内容,方法を説明できる.
2週 情報基礎 メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。
3週 情報基礎 情報を離散化する際に必要な技術ならびに生じる現象について説明できる。
4週 情報基礎 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。
5週 情報基礎 情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。
6週 パソコン導入 オペレーティングシステム、ネットワーク接続、メールなどの設定ができる。
7週 パソコン導入 オフィス関連ツールが使用できる。
8週 電子工作 回路工作の基礎を理解できる.
2ndQ
9週 電子工作 トランジスタを用いた相互インターフォンを作成できる.
10週 電子工作 LEDフリップフロップについて理解できる.
11週 電子工作 CdS明暗センサ制御について理解できる.
12週 ロボット工作 ギヤボックスなどを作りマイコン制御を行う車両を製作できる
13週 ロボット工作 制作した車両を制御するためのマイコン基板の実装と簡単なプログラミングができる
14週 工場実習(図面・工作) ボール盤と旋盤を使うことができる
15週 工場実習(図面・工作) ロボット車両とマイコン基板を固定する金具の製作できる
16週 期末試験 実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3前11
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3前11
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3前11
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3前13
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3前13
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3前13
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3前13
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3前15
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3前15
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3前15
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3前15
情報リテラシー情報リテラシー同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。1
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。1
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。1
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電力量と電力を説明し、これらを計算できる。1
情報系分野その他の学習内容メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。3前2
ディジタル信号とアナログ信号の特性について説明できる。3前3
情報を離散化する際に必要な技術ならびに生じる現象について説明できる。3前4
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。1
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。1
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。1前4
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。1前4
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。1前4
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。1前5
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。1前5
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。1前5
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。1前8
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。1前9
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。1前10
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。1前11
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。1前12
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。1前13

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合06004000100
基礎的能力0000000
専門的能力06004000100
分野横断的能力0000000