総合国語ⅠB

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 総合国語ⅠB
科目番号 0002 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 「国語総合 古典編」(大修館書店)
担当教員 岡部 寛子,近藤 周吾

到達目標

代表的な古典と言われる古文の作品を鑑賞することによって、日本文化の奥行きを理解し、ものの見方を広げ、教養を深める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 義務教育レベルの漢字を8割以上読み書きできる。 義務教育レベルの漢字を読み書きできる。義務教育レベルの漢字を8割以上読み書きできない 。
評価項目2論理的文章を構成を意識して読解することが十分できる。 論理的文章を構成を意識して読解することがある程度できる。 論理的文章を構成を意識して読解することができない。
評価項目3文学的文章を語りに注意しながら読解することが十分できる。 文学的文章を語りに注意しながら読解することがある程度できる。文学的文章を語りに注意しながら読解することができない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
わが国の古典文学に親しみ、国語にまつわる基礎的な知識を習得することを目標とする。前半は本文の読解を中心とし、仮名遣い・文法・語彙等についても随時、学んでいく。後半は主要作品の文学史上の位置づけを学習する。さらに代表的な古典文学を学ぶことによって、言語・文化・歴史面での教養を広く身につけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
講義形式で行うが、音読等による授業参加を加えて理解を深める。による講義形式で行うが、音読等による授業参加を加えて理解を深める。
注意点:
◆関連科目
内容の関連:総合国語IA・総合国語IB(後期)
コミュニケーション能力:外国語・保健体育
人間の探求と複眼的思考:歴史・政治経済
◆受講する皆さんへのメッセージ:
・学生の積極的な参加、発言、介入を期待している。
・双方向のやりとりを増やし、理解の定着を目指す。
・理解度を確認し進めるため、シラバスの若干の変更はあり得る。
・的確な板書を心がけ、ノートをとる時間を確保する。
・評価が60%に満たない学生には、追認試験を行うことがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 徒然草
これも仁和寺の法師
徒然草の文学史的な位置づけを知る。
「これも仁和寺の法師」を音読し、だいたいの内容を理解するように努める。
第一段落を内容を分析し、登場人物の行動・心情を理解する。文法的な理解をし、口語との違いを知る。
2週 徒然草
これも仁和寺の法師
後半の内容を分析し、登場人物の行動・心情を理解する。兼好法師の意図を考える。文法的な理解をし、口語との違いを知る。
百人一首を覚えよう⑦
3週 徒然草
ある人弓射ることを習ふに
音読し、だいたいの内容を把握できるように努める。
前半部分を読み、文法的な理解をし、師の教えを理解する。
4週 徒然草
ある人弓射ることを習ふに
後半部分を分析し、文法的な理解をし、兼好の考え方を理解する。
百人一首を覚えよう⑧
5週 徒然草
花は盛りに
「花は盛りに」を音読し、だいたいの内容を把握するように努める。
第1段落までの内容を理解する。文法的な理解をし、口語との違いを知る。
6週 徒然草
花は盛りに
第3段落までの内容を理解する。
文法的な理解をし、口語との違いを知る。
百人一首を覚えよう⑨
7週 徒然草
花は盛りに
第4段落までの内容を理解する。文法的な理解をし、口語との違いを知る。
兼好法師の美意識を理解する。
8週 後期中間試験 既習事項の確認と定着を図る。
自身の学習の仕方を点検する。
4thQ
9週 古代の史話
先従隗始
「先従隗始」を訓読し、訓読のきまりを確認する。第1段落を書き下し文に改めてみる。第1段落の内容を理解する。
10週 古代の史話
先従隗始
第2・3段落を書き下し文に改めてみる。第2・3段落の内容を理解する。故事成語の意味ともとの意味を確認する。
百人一首を覚えよう。⑩
11週 古代の史話
鶏鳴狗盗
「鶏鳴狗盗」を訓読し、訓読のきまりを確認する。第1段落を書き下し文に改めてみる。第1段落の内容を理解する。
12週 古代の史話
鶏鳴狗盗
第2・3段落を書き下し文に改めてみる。第2・3段落の内容を理解する。故事成語の意味ともとの意味を確認する。この故事から孟嘗君の人柄を具体的に考える。
13週 枕草子
はしたなきもの
三大随筆を学ぶ
全体を音読し、内容を理解する。現代に通ずる作者の感性を学び、古典を身近に感ずる。
14週 枕草子
雪のいと高う降りたるを
全体を音読し、内容を理解する。敬語について学ぶ。
指示語の指すものを理解する。この時代の人々の教養や感性を理解する。
15週 期末試験 既習事項の確認と定着を図る。
16週 答案返却 答案を返却し、学習を確認する。
一年間学習してきた百人一首を競技を通して確認し、伝統的な日本の文化に触れる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000