情報基礎

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 情報基礎
科目番号 0003 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 精選電気基礎(実教出版),精選電気基礎演習ノート(実教出版),ネットワーク社会における情報の活用と技術(実教出版),精選電気基礎(実教出版)
担当教員 山口 晃史,秋口 俊輔,門村 英城

到達目標

1.電気に関する基本的な事項(オームの法則、キルヒホッフの法則など)を説明できる。
2.電気に関する基本的な諸量についてその計算方法を説明することができる。
3.コンピュータ,ICTに関する基礎的な知識と技術を学び,実際に活用する能力を習得する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電気に関する基本的な事項について自律的に説明できる電気に関する基本的な事項について教員の指導のもとに説明できる電気に関する基本的な事項について説明できない
評価項目2電気に関する基本的な諸量の計算方法について自律的に説明できる電気に関する基本的な諸量の計算方法について教員の指導のもとに説明できる電気に関する基本的な諸量の計算方法について計算できない
評価項目3コンピュータ,ICTに関する基礎的な知識と技術を学び,実際に活用する能力を習得することが十分にできる.コンピュータ,ICTに関する基礎的な知識と技術を学び,実際に活用する能力を習得することができる.コンピュータ,ICTに関する基礎的な知識と技術を学び,実際に活用する能力を習得することができない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
基本的な電気現象についての説明と各種の法則と計算法を理解する.また,情報について理解し,コンピュータおよびインターネットを利用して問題解決を行うための手法および作法,情報システムのしくみや基礎的技術を修得することを目標とする.授業では座学と平行して,家庭や社会生活に溢れている個々の事例についても説明を行う.
授業の進め方・方法:
電気電子の基礎及びコンピュータに関する基礎的技術にフォーカスし情報基礎として講ずる.
注意点:
授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある.
評価が60点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる.追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 単位の計算 電気回路で用いる単位の計算方法が説明できる
2週 電気数学 電気回路で用いる指数法則の計算方法が説明できる
3週 電子と電流 自由電子の移動と電流について説明できる
4週 直流回路の計算 抵抗の直列接続、並列接続回路についてその合成抵抗、回路の電流などの計算方法について説明できる
5週 直並列回路の計算 抵抗の直並列接続についてその合成抵抗、回路の電流などの計算方法について説明できる
6週 キルヒホッフの法則1 キルヒホッフの法則を活用した回路の連立方程式の立て方について説明できる
7週 キルヒホッフの法則2 キルヒホッフの法則を活用した回路の連立方程式の立て方と電流の向きについて説明できる
8週 中間試験 中間試験
2ndQ
9週 情報の概念 情報の性質と特徴、情報の伝達手段、情報機器についての説明ができる。
10週 情報の大きさ 情報の大きさ、情報のディジタル表現、2進数の取り扱いについて理解している。
11週 情報の収集・整理 情報源の種類、情報の収集法、整理法について説明できる。
12週 情報の加工・表現 情報加工の手段、情報加工に対する配慮について説明できる。
13週 情報の発信・交換と評価 発信・交換前の注意事項・情報発信後の責任と評価について説明できる。
14週 情報の管理とセキュリティ 情報セキュリティ対策、ネットワーク利用時のマナーについて説明できる。
15週 期末試験 期末試験
16週 期末試験の解答 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。1前11
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。1前10
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。1前9
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。1前9,前10
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。1前3
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。1前4
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。1前6,前7
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。1前4,前5
情報系分野その他の学習内容コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。3前14
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。3前14
基本的な暗号化技術について説明できる。3前9,前10
基本的なアクセス制御技術について説明できる。3前9,前10
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。3前14
メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。3前9,前10,前11,前12,前13,前14
ディジタル信号とアナログ信号の特性について説明できる。3前9,前10,前11,前12,前13,前14
情報を離散化する際に必要な技術ならびに生じる現象について説明できる。3前9,前10,前11,前12,前13,前14

評価割合

試験発表相互評価態度課題その他合計
総合評価割合85000150100
基礎的能力85000150100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000