基礎数学C

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 基礎数学C
科目番号 0017 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 新版 基礎数学 実教出版,新版 基礎数学演習 実教出版, 新版 微分積分I 実教出版,新版 微分積分I演習 実教出版, はぎ取り式練習ドリル数学Ⅰ標準編,はぎ取り式練習ドリル数学Ⅱ標準編
担当教員 中川 慶彦

到達目標

基本的な順列,組み合わせの問題を解くことができる.
二項定理を用いて展開したときの係数を求めることができる.
三角関数を用いて三角形の問題を解くことができる.
簡単な規則性をもつ数列の一般項を求めることができる.
等差数列,等比数列の和を求めることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な場合の数を計算できる.2項定理を用いて係数を計算できる.基本的な場合の数を計算できる.場合の数を計算できない.
評価項目2加法定理やそれから生じる公式を理解できる.それらを用いて三角関数の問題を解くことができる.加法定理やそれから生じる公式を理解できる.加法定理やそれから生じる公式を理解できない.
評価項目3基本的な数列の一般項を求めることができる.それらの和を計算することができる.基本的な数列の一般項を求めることができる.基本的な数列の一般項を求めることができない.

学科の到達目標項目との関係

MCCコア科目   説明 閉じる
ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
場合の数の概念を説明し,いろいろな場合の数の計算方法を講義する.三角関数の三角形の問題への応用を講義する.規則性をもつ数列を数学的に表現し扱う方法を講義する.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義と演習
注意点:
追認試験:評価が60点に満たないものは、進級後、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者は、その評価を60点とする

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
集合
集合の概念とその演算を学ぶ.
2週 集合の要素の個数
場合の数
基本的な集合の要素の個数について学ぶ.場合の数の基本的な考え方を学ぶ.
3週 順列 いろいろな順列について学ぶ.
4週 組合せ 組合せの基本的な考えと計算を学ぶ.
5週 二項定理 二項定理について学ぶ.
6週 条件と命題 命題の概念とその真偽や必要条件,十分条件等を学ぶ.
7週 命題と証明 命題とその証明について学ぶ.
8週 中間試験 第1週から第7週までの演習内容について中間試験を実施する。
4thQ
9週 三角関数の加法定理 三角関数の加法定理を学ぶ.
10週 加法定理の応用 三角関数の倍角の公式,半角の公式を学ぶ.
11週 加法定理の応用 三角関数の積と和・差についての関係や,合成を学ぶ.
12週 数列 数列の基本的な考え方を学ぶ.
13週 等差数列 等差数列とその一般項について学ぶ.
14週 等比数列 等比数列とその一般項について学ぶ.
15週 期末試験 第9週から第14週までの演習内容について期末試験を実施する。
16週 数列の和 いろいろな数列の和について学ぶ.
和の記号を学ぶ。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学積の法則と和の法則を利用して、簡単な事象の場合の数を数えることができる。3後3
簡単な場合について、順列と組合せの計算ができる。3後3,後4
等差数列・等比数列の一般項やその和を求めることができる。3後13,後14
総和記号を用いた簡単な数列の和を求めることができる。3
専門的能力分野別の専門工学情報系分野情報数学・情報理論集合に関する基本的な概念を理解し、集合演算を実行できる。4後2
集合の間の関係(関数)に関する基本的な概念を説明できる。3後2
論理代数と述語論理に関する基本的な概念を説明できる。3後6

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000