基礎数学AⅡ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 基礎数学AⅡ
科目番号 0018 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 新基礎数学 改定版 大日本図書,新基礎数学 問題集 大日本図書,はぎ取り式練習ドリル 数学Ⅰ数学Ⅱ 数研出版
担当教員 河合 均,櫻井 秀人,藤井 宣秀

到達目標

指数関数・対数関数の概念を理解しグラフをかくことができる.
指数法則を理解し,指数,対数を含む式の計算ができる.
簡単な指数,対数方程式・不等式を解くことができる.
直線や2次曲線の方程式を求めたり,グラフの概形を書くことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1指数関数のグラフをかくことができる.指数法則を用いて指数を含む式の計算ができる.指数方程式,不等式を解くことができる.指数法則を用いて指数を含む式の計算ができる.指数法則を用いて指数を含む式の計算ができない.
評価項目2対数関数のグラフをかくことができる.指数法則を用いて対数を含む式の計算ができる.対数方程式,不等式を解くことができる.指数法則を用いて対数を含む式の計算ができる.指数法則を用いて対数を含む式の計算ができない.
評価項目3与えられた条件を満たす,直線,円,だ円の方程式を求めることができる.不等式が表す領域を図示できる.与えられた条件を満たす,直線,円,だ円の方程式を求めることができる.与えられた条件を満たす,直線,円,だ円の方程式を求めることができない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
指数関数,対数関数を学び,そのグラフの特徴を理解し,指数,対数方程式・不等式の解法を学習する.直線や2次曲線の方程式およびグラフを学ぶことにより,方程式と図形という概念について理解を深める.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義及び演習
注意点:
評価が50点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる.追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を50点とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
累乗根
後期授業に関するガイダンスを行う.平方根の概念を拡張した累乗根を理解し求めることができる.
2週 指数の拡張 指数を整数および有理数の場合に拡張し、その計算法(指数法則)を学び,基本的な計算ができる.
3週 指数関数とグラフ 指数関数を定義し,そのグラフをかくことができる.
4週 指数方程式・指数不等式 指数を含む基本的な方程式,不等式を解くことができる.
5週 対数関数 対数を学び,対数関数のグラフをかくことができる.指数法則を用いて,対数を含む式を計算することができる.
6週 対数方程式・対数不等式 対数を含む基本的な方程式,不等式を解くことができる.
7週 常用対数 常用対数を用いて対数方程式,不等式を解くことができる.常用対数を幾何的に増加する変数の問題に応用することができる.
8週 中間試験 1回から7回までの講義内容について,中間試験を実施する.
4thQ
9週 平面の点 内分点の座標、2点間の距離を公式を用いて求めることができる.内分点の座標を求めることができる.
10週 直線の方程式 与えられた条件を満たす直線の方程式を求めることができる.
11週 2直線の関係 2つの直線の平行・垂直条件を利用して,直線の方程式を求めることができる.
12週 円の方程式 簡単な場合について,与えられた条件を満たす円の方程式を求めることができる.
13週 円の方程式
2次曲線
円の接線の方程式を求めることができる.楕円,双曲線,放物線の特徴を学び,グラフをかくことができる.
14週 不等式の表す領域
領域における最大・最小
簡単な場合について,不等式の表す領域を図示することができる.それをある最大・最小の問題に応用できる.
15週 期末試験 9回から15回までの講義内容について,期末試験を実施する.
16週 成績評価・確認 期末試験で定着度が低い項目に関して講義する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。3後1,後2
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3後3
指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3後4
対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。3後5
対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3後5
対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3後6
2点間の距離を求めることができる。3後9
内分点の座標を求めることができる。3後9
2つの直線の平行・垂直条件を利用して、直線の方程式を求めることができる。3後10,後11
簡単な場合について、円の方程式を求めることができる。3後12
放物線、楕円、双曲線の図形的な性質の違いを区別できる。3後13
簡単な場合について、不等式の表す領域を求めたり領域を不等式で表すことができる。3後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000