基礎数学BⅠ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 基礎数学BⅠ
科目番号 0020 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 新基礎数学 改定版 大日本図書,新基礎数学 問題集 大日本図書,はぎ取り式練習ドリル 数学Ⅰ数学Ⅱ 数研出版
担当教員 櫻井 秀人

到達目標

2次関数の一般形を標準形に直し,グラフの概形を書くことが出来る.グラフを利用して,最大値,最小値,2次不等式の問題を解くことができる.
グラフの移動を理解し,べき関数・分数関数・無理関数のグラフが書ける.
基本的な関数の逆関数を求めることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1任意の2次関数を標準形に直し,グラフをかくことができる.任意の2次関数を標準形に直すことができる.任意の2次関数を標準形に直すことができない.
評価項目22次関数の最大値,最小値を求めることができる.標準形で表される2次関数の最大値,最小値を求めることができる.標準形で表される2次関数の最大値,最小値を求めることができない.
評価項目32次不等式の解を求めることができる.基本的な問題の2次不等式の解を求めることができる.基本的な問題の2次不等式の解を求めることができない.
評価項目4べき関数・分数関数・無理関数のグラフを書くことができる.基本的な形で与えられたべき関数・分数関数・無理関数のグラフを書くことができる.基本的な形で与えられたべき関数・分数関数・無理関数のグラフを書くことができない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
2次関数の講義を行う.次に2次不等式の解法について講義する.べき関数・分数関数・無理関数および逆関数について講義する.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義及び演習
注意点:
評価が50点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる.追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を50点とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
関数
関数の概念について理解する.
2週 2次関数のグラフ グラフの平行移動について学ぶ.学んだことを用い特殊な形(標準形で)与えられた2次関数のグラフを書くことができる.
3週 2次関数のグラフ 標準形で与えられた2次関数のグラフを書くことができる.
4週 2次関数のグラフ 2次関数の一般形を,平方完成を用いて標準形に直すことができる.それを用いて一般形で与えられた2次関数のグラフを書くことができる.
5週 2次関数の決定 与えられた条件を満たす2次関数の方程式を求めることができる.
6週 2次関数の最大・最小 2次関数のグラフを用いて,最大値・最小値を求めることができる.
7週 2次関数のグラフと2次方程式 2次関数のグラフとx軸との交点と2次方程式の解の関係について学ぶ.学んだことを用い基本的な問題を解くことができる.
8週 中間試験 第1回から第7回までの内容の理解度を測るため中間試験を行う.
2ndQ
9週 2次関数のグラフと2次不等式 2次関数のグラフを用いて2次不等式を解くことができる.(グラフとx軸に交点がある場合)
10週 2次関数のグラフと2次不等式 2次関数のグラフを用いて2次不等式を解くことができる.(グラフとx軸に交点がない,あるいは接する場合)
11週 べき関数 べき関数のグラフの概形を理解し,偶関数・奇関数について学ぶ.2次関数で学んだ平行移動の概念が一般の関数のグラフに適用できることを学ぶ.学んだ内容について簡単な問題を解くことができる.
12週 分数関数 分数関数の性質を理解し,グラフを書くことができる.
13週 無理関数 無理関数の性質を理解し,グラフを書くことができる.
14週 逆関数 簡単な場合について,関数の逆関数を求め,そのグラフを書くことができる.
15週 期末試験 第9回以降の講義内容の理解度を測るため,期末試験を行う.
16週 期末試験の解説
成績確認
期末試験の結果から,定着度の低いと思われる項目を学ぶ.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学1次不等式や2次不等式を解くことができる。3
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7
分数関数や無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3前11,前12,前13
簡単な場合について、関数の逆関数を求め、そのグラフをかくことができる。3前14

評価割合

試験発表相互評価態度演習・提出物その他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000