電子情報工学実験Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 電子情報工学実験Ⅰ
科目番号 0029 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 新開 純子,篠川 敏行,椎名 徹,山口 晃史,門村 英城

到達目標

1.実験実習において安全な作業手順ついて説明できる
2.パソコンを用いたプレゼンテーションや数値計算の方法が説明できる
3.パソコンを用いたプログラミングの方法が説明できる
4.電気・電子回路および論理回路の作成方法について説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験実習において安全な作業手順ついて自律的に説明できる実験実習において安全な作業手順ついて教員の指導のもとに説明できる実験実習において安全な作業手順ついて説明できない
評価項目2パソコンを用いたプレゼンテーションや数値計算の方法が自律的に説明できるパソコンを用いたプレゼンテーションや数値計算の方法が教員の指導のもとに説明できるパソコンを用いたプレゼンテーションや数値計算の方法が説明できない
評価項目3パソコンを用いたプログラミングの方法が自律的に説明できるパソコンを用いたプログラミングの方法が教員の指導のもとに説明できるパソコンを用いたプログラミングの方法が説明できない
評価項目4電気・電子回路および論理回路の作成方法について自律的に説明できる電気・電子回路および論理回路の作成方法について教員の指導のもとに説明できる電気・電子回路および論理回路の作成方法について説明できない

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
学生個人あるいはグループ学習によって電子情報分野に関する実験実習を行い、電気回路作成やプログラミングができるようする
授業の進め方・方法:
実験は教員の作成したプリントに従って進める
注意点:
実験は危険を伴うこともあるので周囲に作業の妨げとなるものを置かないようにする。特にノートパソコン等を扱うときは電源コードを意識し、踏んだり引っ掛けたりしないように注意する
ロジックICを扱うときは静電気を身体から逃すよう気をつけること。
実験結果についてその考察を十分に行いレポートにまとめること
教員の指定した日時までにレポートを必ず提出すること
その他教員・技術職員の指示に従い安全に実験を遂行するよう心がけること
単位認定には、60点以上の評定が必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実験基礎 パソコンを用いたCプログラム環境設定が説明できる
2週 実験基礎 パソコンを用いたCプログラム環境設定が説明できる
3週 実験基礎 パソコンを用いたプレゼンテーションの方法がが説明できる
4週 実験基礎 パソコンを用いたプレゼンテーションの方法がが説明できる
5週 実験基礎 回路シミュレーションの方法がが説明できる
6週 実験基礎 電源、抵抗器、オシロスコープ、デジタルテスタの使い方が説明できる
7週 実験基礎 パソコンの内部構造が説明できる
8週 論理回路 ブレッドボード、ICトレーナの使い方が説明できる
2ndQ
9週 論理回路 ロジックICについて説明できる
10週 実験基礎 エクセルによるグラフの作成方法が説明できる
11週 実験基礎 エクセルによるデータ解析方法が説明できる
12週 プログラミング パソコンを用いたプログラミング作成についてが説明できる
13週 プログラミング パソコンを用いたプログラミング作成についてが説明できる
14週 電気回路 算術演算素子についてその使い方が説明できる
15週 電気回路 トランジスタ・ダイオードの使い方について説明できる
16週 実験基礎 数式処理ソフトウエアの使い方が説明できる
後期
3rdQ
1週 論理回路 NANDゲートによる組み合わせ回路について説明できる
2週 論理回路 NANDゲートによる組み合わせ回路について説明できる
3週 論理回路 JK-FFによるカウンタについて説明できる
4週 論理回路 JK-FFによるカウンタについて説明できる
5週 論理回路 JK-FFによるカウンタについて説明できる
6週 電気回路 Arduinoによる電子回路制御の方法について説明できる
7週 電気回路 Arduinoによる電子回路制御の方法について説明できる
8週 電気回路 Arduinoによる電子回路制御の方法について説明できる
4thQ
9週 プログラミング プログラミングの変数の使い方について説明できる
10週 プログラミング プログラミングの変数の使い方について説明できる
11週 プログラミング プログラミングの関数の使い方について説明できる
12週 プログラミング プログラミングの関数の使い方について説明できる
13週 プログラミング プログラミングのポインターについて説明できる
14週 プログラミング プログラミングのポインターについて説明できる
15週 プログラミング プログラミングのアルゴリズムについて説明できる
16週 プログラミング プログラミングのアルゴリズムについて説明できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。2前1
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。2前1
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。2前11
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。2前6
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。2前1
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。2前9,前10
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。2前10
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。2前6
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。2前6
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。2前6
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。2前1
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。2前5,前6
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。2前5
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。2前5
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。2前5
正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。2前6
情報系分野プログラミング与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。1前12,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。1前12,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。1前12,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
計算機工学基本的な論理演算を行うことができる。2前9
要求仕様に従って、標準的なプログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。2後6
分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。2前6
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。2前6
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。2前6
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。2前6
重ねの理を適用し、実験結果を考察できる。4前6
情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。2前12,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。2前12,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。2前12,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。2前12,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。2前12,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
基礎的な論理回路を構築し、指定された基本的な動作を実現できる。2後1
論理回路などハードウェアを制御するのに最低限必要な電気電子測定ができる。2後1
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。2前12
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3前3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3前3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3前3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3前3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3前3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3前3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000