総合国語Ⅲ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 総合国語Ⅲ
科目番号 0042 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「現代文」(教育出版),※古典については、プリントを配布する。
担当教員 岡部 寛子

到達目標

現代の評論、小説を読み、分析しながら読む習慣をつける。3~5段落で構成された論理的な文章(小論文)が書ける。
古典作品を読み取り、時代背景を知った上で、そこに込められたメッセージを理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1難解な論理的文章や文学的文章を正確に理解し、分かりやすく説明することができる。難解な論理的文章や文学的文章を正確に理解することができる。難解な論理的文章や文学的文章を正確に理解することができない。
評価項目2課題文や図表を踏まえて、800字程度の小論文を構成を考えて、的確な表現で、論理的に記述することができる。課題文や図表を踏まえて、800字程度の小論文を構成を考えてで、ある程度的確な表現で、論理的に記述することができる。課題文や図表を踏まえて、800字程度の小論文を構成を考えて、的確な表現で論理的に記述することができない。
評価項目3日本の代表的な古典作品を読み、その内容を正確に理解し、それが文学史的な位置づけや現代における意義を理解し、分かりやすく説明することができる。日本の代表的な古典を読み、その内容をある程度正確に理解し、それが文学史的な位置づけや現代における意義を理解することができる。日本の代表的な古典を読み、その内容を理解し、それが文学史的な位置づけや現代における意義を理解することができできない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
2年生に引き続き、国語を適切に表現し、的確に理解する能力を育成し、言語を通したコミュニケーション能力を高める。
また、日本の古典作品や漢文を読み、日本人としての教養や広い視野、国際的な素養をを身につける。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義中心とする。
注意点:
受講する皆さんへのメッセージ:
・みなさんの積極的な参加、発言を期待している。
・また、理解度を確認しながら進め、シラバスの内容を変更することもある。
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者は、その評価を60とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
大人への丸太 たじろがず渡ってみよう
オリエンテーションを行う。
冒頭の随筆を読み、要約する。
2週 山月記 全体を音読し、流れを理解しつつ、漢字の読み方・難しい語句を学習する。疑問に思った点を書き出し、「山月記」をどのように読むか、問題点を整理する。
3週 山月記 8つのグループに分け、問題点について話し合い、レポートとプレゼンテーション資料を作成する。
4週 山月記 グループ毎に問題点について発表する。発表後、質疑応答を行う。
5週 山月記 グループ毎に問題点について発表する。発表後、質疑応答を行う。
6週 山月記 グループ毎に問題点について発表する。発表後、質疑応答を行う。
7週 山月記 グループ毎に問題点について発表する。発表後、質疑応答を行う。テーマについて考える。
8週 前期中間考査 学習事項の確認と定着を図る。
自分の学習方法の点検をする。
2ndQ
9週 奥の細道 「奥の細道」、芭蕉についての文学史的な位置づけを理解する。「旅立ち」を音読し、内容を理解する。
10週 奥の細道 「旅立ち」を音読し、内容を理解する。
11週 奥の細道 「平泉」を音読し、内容を理解する。
古典作品にみる旅を読む。
12週 共生への冒険 音読し、全体の構成を考える。
細部の読解を通し、「民主的精神」について考える。
13週 共生への冒険 細部の読解を通し、「リベラリズムの精神」について考え、「民主主義」との関係を理解する。
14週 共生への冒険 読解を通し、「豊かな社会」について考える。現代社会の問題についても考察する。
15週 期末試験 学習事項の確認と定着を図る
16週 答案返却 問題の解説と学習の点検を行う。
後期
3rdQ
1週 小論文 小論文ノートに基づき、800字の小論文を書くための題材集め、構成の立て方を学ぶ。
2週 小論文 小論文ノートに基づき、800字の小論文を書くための題材集め、構成の立て方を学ぶ。
3週 小論文 小論文ノートに基づき、課題文の要約の仕方を学ぶ。
4週 小論文 小論文ノートに基づき、構成を考えて、800字の書いてみる。
5週 小論文 実際に小論文テストを受ける。
6週 こころ 夏休み中に『こころ』全文を読んでおくことを宿題にする。『こころ』を読んで、疑問に思った点を書き出す。
7週 こころ 学生の疑問点を中心に読解をすすめていく。
8週 後期中間考査 学習事項の確認と定着を図る。
自分の学習方法の点検をする。
4thQ
9週 こころ 学生の疑問点を中心に読解をすすめていく。
10週 こころ 学生の疑問点を中心に読解をすすめていく。
『こころ』のテーマを考える。
11週 源氏物語 導入として駒尺喜美の評論をとりあげる。
『源氏物語』についての文学史を整理する。
12週 源氏物語 「若紫」の段を読む。
13週 源氏物語 「若紫」の段を読む。
14週 技術の変質と二十一世紀の課題 全文を音読し、構成とテーマを考える。
15週 期末試験 学習事項の確認と定着を図る
16週 技術の変質と二十一世紀の課題 細部を読解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合701500015100
基礎的能力50150001580
専門的能力0000000
分野横断的能力200000020