線形代数Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 線形代数Ⅱ
科目番号 0044 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 新版 線形代数 実教出版,新版 線形代数 演習 実教出版
担当教員 大竹 由記子,櫻井 秀人

到達目標

・行列の基本的な演算が計算できる.
・連立方程式を消去法で解くことができる.
・行列式を計算することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1行列の基本的な演算が計算できる.行列の基本的な演算がほぼ計算できる.行列の基本的な演算が計算できない.
評価項目2連立方程式を消去法で解くことができる.連立方程式を消去法で解くことがほぼできる.連立方程式を消去法で解くことができない.
評価項目3行列式を計算することができる.行列式を計算することがほぼできる.行列式を計算することができない.

学科の到達目標項目との関係

MCCコア科目   説明 閉じる
ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
行列の概念と演算を学ばせ,行列式の計算をできるようにする.1次の連立方程式の取り扱いを学ばせる.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義
注意点:
評価が50に満たないものは追認試験の受験を希望することができる.それに合格した場合は評価は50となる.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 行列とその演算 行列の概念を学ぶ.
2週 行列とその演算 行列の演算について学ぶ.
3週 行列とその演算 行列の演算について学ぶ.逆行列の概念を学ぶ.
4週 連立2元1次方程式 行列を用いて連立方程式の解を求める方法を学ぶ.
5週 連立方程式 行列式の概念を学ぶ.2次,3次行列の行列式の計算を学ぶ.
6週 n次行列の行列式 順列の概念を学ぶ.それを用いたn次の行列式の定義を学ぶ.
7週 行列式の性質 行列式の双線形性などの性質を学ぶ.
8週 後期中間試験 16回から22回の内容について中間試験を行う.
4thQ
9週 行列の積の行列式 行列の演算と行列式の関係について学ぶ.
10週 行列式の展開 行列式の展開と,それを用いた行列式の計算を学ぶ.
11週 行列式の応用 行列式の幾何的な応用を学ぶ.
12週 基本変形による連立1次方程式の解法 行基本変形を用いて,連立1次方程式の解を求める方法を学ぶ.
13週 基本変形による逆行列の計算 前回の講義をもとに,逆行列を求める方法を学ぶ.
14週 行列の階数と連立方程式の解 行列の階数と連立方程式の解の関係を学ぶ.
15週 期末試験 24回から29回までの内容について期末試験を行う.
16週 期末試験の解説
成績確認
期末試験の解説を行う.期末試験の結果を受け,定着度の低いと思われる項目を解説する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積、行列の積を求めることができる。3
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。3
行列式の定義および性質を理解し、基本的な行列式の値を求めることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000