歴史学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 歴史学Ⅱ
科目番号 0048 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 なし
担当教員 市嶋 聡之

到達目標

室町時代から近世初期にかけての北陸および関東地域社会の形成過程を理解する。地域史を素材としたレポート作成により、調査能力と論理的表現力をつける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本史の全体的な流れを理解し、主要な人物や制度、事件等に関する詳細な知識を習得している。日本史の全体的な流れを概ね理解し、主要な人物や制度、事件等に関する基本知識を習得している。日本史の全体的な流れを理解できず、主要な人物や制度、事件等に関する基本知識も欠如している。
評価項目2歴史的事象の詳細な内容を知り、その意義を正確に理解して、論理的に説明することができる。歴史的事象の概要を知り、その意義を概ね理解して、簡潔に説明することができる。歴史的事象の知識が不十分で、その意義もほとんど理解できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
目標:歴史の諸事例を通じて、社会の諸現象を多面的かつ深く掘り下げて理解する考察力をつける。
概要:富山県を中心とした北陸地域の中世史・近世史を主題とする。地域史を積み上げていくことにより、中央の視点による「通史」の脱構築をはかる。また、室町時代の政治史を題材として、日本史を東日本と西日本の相違という観点からも再考し、多元的に日本社会をとらえる見方を涵養する。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義
注意点:
教科書は用いないので、板書と配布レジュメが定期試験の主な出題根拠となる。定期試験以外に、レポート(最低一回)も評価対象とする。評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 北陸における戦国動乱Ⅰ 北陸各国における戦国「地域国家」の形成①
2週 北陸における戦国動乱Ⅱ 北陸各国における戦国「地域国家」の形成②
3週 北陸における戦国動乱Ⅲ 越後上杉氏の北陸支配と織田信長の北陸進出
4週 北陸における戦国動乱Ⅳ 石山合戦と北陸諸勢力
5週 北陸近世史Ⅰ 織豊政権・江戸幕府による天下統一と北陸地域の再編成
6週 北陸近世史Ⅱ 藩政の成立:加賀藩・福井藩・富山藩
7週 北陸近世史Ⅲ 加賀藩による加越能支配
8週 中間試験 1週~7週の学習内容確認
4thQ
9週 東日本中世史Ⅰ 日本史における東と西の相違
10週 東日本中世史Ⅱ 関東武家社会の展開と鎌倉幕府
11週 東日本中世史Ⅲ 室町幕府の東国統治、鎌倉府体制
12週 東日本中世史Ⅳ 鎌倉公方と関東管領、永享の乱
13週 東日本中世史Ⅴ 享徳の乱と古河公方の成立
14週 東日本中世史Ⅵ 関東管領上杉謙信と戦国大名北条氏の戦い
15週 東日本中世史Ⅶ 織田政権の関東進出、豊臣政権による関東惣無事令と北条氏の滅亡(戦国時代の終焉)
16週 期末試験 中間試験以降の学習内容の確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合210000090300
基礎的能力70000030100
専門的能力70000030100
分野横断的能力70000030100