微分積分学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 微分積分学Ⅱ
科目番号 0050 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 新微分積分I 改訂版 大日本図書,新微分積分I 問題集 改訂版 大日本図書
担当教員 吉田 学

到達目標

定積分の概念を理解する.積分と微分の関係を理解する.
置換積分法,部分積分法を用いて基本的な定積分,不定積分を求めることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1媒介変数表示された関数の導関数および接線の方程式が計算できる.媒介変数表示された関数の導関数が計算できる.媒介変数表示された関数の導関数が計算できない.
評価項目2動点の速度と加速度を計算でき,動点に関する問題に応用できる.動点の速度と加速度を計算できる.動点の速度と加速度を計算できない.
評価項目3整関数,指数関数,対数関数,三角関数,有理関数などの不定積分を計算することができる.整関数,指数関数,対数関数,三角関数などの不定積分を計算することができる.整関数,指数関数,対数関数,三角関数などの不定積分を計算することができない.
評価項目4定積分の概念を理解し,基本的な定積分の計算ができる.簡単な図形の面積,体積が計算できる.定積分の概念を理解し,基本的な定積分の計算ができる.定積分の概念を理解し,基本的な定積分の計算ができない.

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP1 説明 閉じる
MCCコア科目 MCCコア科目 説明 閉じる
ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
定積部分の概念を学ぶ.定積分がある条件の下で関数のグラフで定められる面積であることを教授する.
微分積分学の基本定理により,微分と積分が結び付けられることを教授し,いろいろな不定積分の計算の演習を行う.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義及び演習
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく.
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く.
注意点:
本科目では,50点以上の評価で単位を認定する.
評価が50点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる.追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を50点とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
媒介変数表示と微分法
ガイダンスを行い,評価・授業進行等についての説明を行う.
媒介変数表示による関数の導関数を計算できる.
2週 速度と加速度 動点の速度と加速度を計算できる.
3週 不定積分 基本的な関数(初等関数)の不定積分を求めることができる.
4週 不定積分の置換積分法 置換積分法を用いて不定積分を求めることができる.
5週 不定積分の置換積分法 置換積分法を用いて不定積分を求めることができる.
6週 不定積分の部分積分法 部分積分法を用いて不定積分を求めることができる.
7週 いろいろな関数の不定積分 有理関数の積分の方法などいろいろな関数の不定積分を学ぶ.
8週 中間試験 第1週から第7週までの内容の定着度を測るため中間試験を行う.
4thQ
9週 定積分 関数の定積分の定義を理解する.微分積分の基本基本定理を用いて定積分を計算することができる.基本的な関数(初等関数)の定積分を求めることができる.
10週 定積分の置換積分法 置換積分法を用いて定積分の値を求めることができる.
11週 定積分の部分積分法 部分積分法を用いて定積分の値を求めることができる.
12週 いろいろな定積分 正弦関数のべき乗のある範囲での定積分の計算ができる.
13週 定積分の応用:面積 定積分の計算を用いて,ふたつの曲線で囲まれた図形の面積を求めることができる.
14週 定積分の応用:体積 断面積の定積分を用いてある立体の体積を求めることができる.回転体の体積を求めることができる.
15週 期末試験 第9週から14週までの講義内容について,期末試験を実施する.
16週 積分のまとめ
成績評価・確認
期末試験で定着度の低いと思われる事項について解説する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。3後3
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。3後4,後10
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。3後9
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。3後7,後12
簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる。3後13
簡単な場合について、立体の体積を定積分で求めることができる。3後14

評価割合

試験発表相互評価態度演習・提出物その他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000