コンピュータシステムII#

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 コンピュータシステムII#
科目番号 0056 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 飯高成男 「ディジタル回路の計算」 (オーム社)
担当教員 新開 純子,秋口 俊輔

到達目標

・同期式カウンタの論理回路を構成できる.
・エンコーダまたはデコーダの論理回路の構成ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
フリップフロップ フリップフロップの動作について理解し,説明できる.フリップフロップの動作について理解できる.フリップフロップの動作について理解できない.
カウンタカウンタ等の代表的な順序回路の動作を理解し,設計できる.カウンタ等の代表的な順序回路の動作を理解できる.カウンタ等の代表的な順序回路の動作を理解できない.
エンコーダ・デコーダエンコーダ・デコーダ等の代表的な組み合わせ論理回路の動作を理解し,設計できる.エンコーダ・デコーダ等の代表的な組み合わせ論理回路の動作を理解できる.エンコーダ・デコーダ等の代表的な組み合わせ論理回路の動作を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
論理回路はコンピュータのハードウェアの入門ともいうべきものである.ディジタル回路の動作や計算について実力を養い、複雑なディジタル回路にも応用できる考え方や技術を身につける. 
授業の進め方・方法:
講義による説明と演習による形式で行う。
講義プリントを配布して、講義を効率的に行う。

事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業 に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く。
注意点:
本科目では、50点以上の評価で単位を認定する。評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を50点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明
RSフリップフロップ
シラバスの説明
RSフリップフロップ,同期式RSフリップフロップの動作について説明することができる.
2週 マスタースレーブRSフリップフロップ マスタースレーブRSフリップフロップの動作について説明することができる.
3週 JKフリップフロップ JKフリップフロップ,マスタースレーブJKフリップフロップの動作について説明することができる.
4週 Dフリップフロップ,Tフリップフロップ Dフリップフロップ,Tフリップフロップの動作について説明することができる.
5週 順序論理回路 フリップフロップと組合せ論理回路で構成されている順序論理回路の概念について説明することができる.
6週 非同期式2進カウンタ 非同期式2進カウンタについての動作について説明することができる.
7週 非同期式n進カウンタ 非同期式n進カウンタについての動作について説明することができる.
8週 中間試験 順序回路の解析、フリップフロップの動作の理解度を測る.
4thQ
9週 同期式2進カウンタ 同期式2進カウンタについての動作について説明することができる.
10週 同期式10進カウンタ 同期式10進カウンタの動作について説明することができる.
11週 同期式n進カウンタ 同期式n進カウンタの動作について説明することができる.
12週 シフトレジスタ シフトレジスタの動作について説明することができる.
13週 エンコーダとデコーダ エンコーダの動作について説明することができる.
デコーダの動作について説明することができる.
14週 いろいろな入出力方式 ディジタル回路で用いられるいろいろな入出力方式の概念を説明することができる.
15週 期末試験 フリッププロップ,カウンタおよびエンコーダとデコーダについて理解しているか確認する.
16週 試験の返却と解説 試験の返却と解説および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験提出物態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合353530000100
基礎的能力353530000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000