政治・経済

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 政治・経済
科目番号 0061 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『高等学校 新政治・経済 新訂版』清水書院
担当教員 横田 数弘

到達目標

現代政治・経済の基本原理や制度を理解する。
新聞やニュースで伝えられる社会の諸事象について、自己の考えや意見を持つことができるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代社会に関する政治的経済的知識を深め、市民としての資質を向上させることができた。現代社会に関する政治的経済的知識を把握し、市民としての資質を向上させようとした。現代社会に関する政治的経済的知識を獲得することが不十分であった。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

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ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国際関係論、政治学、法学、経済学など、関係する各分野を概観しつつ、基礎基本を学んでいく。専門的に学習するわけではないが、これらの社会諸科学が積み重ねてきた成果や複眼的思考の態度を体得できるよう、配慮したい。加えて、西欧近代史や日本の近現代史にも必要に応じて、触れることとしたい。
授業の進め方・方法:
内容面では、①民主政治、②日本国憲法、③近現代の経済社会、それぞれの原理や歴史的展開を学ぶことを中心課題とする。講義を中心とするが、授業時においても個別に作業課題を行う。また、社会情勢の変化を受け、必要に応じてシラバスを変更し、討議や調査研究活動などを実施していきたい。
注意点:
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(シラバスの説明) 「政治・経済」をはじめるにあたって 政治とは何か 権力とはどういうものか
2週 民主政治の基本原理Ⅰ 人間と政治(政治と国家、民主政治と法)
3週 民主政治の基本原理Ⅱ 法と国家権力(人間と法)
4週 民主政治の基本原理Ⅲ 近代民主政治の歴史(民主政治へのあゆみ・市民革命)
5週 民主政治の基本原理Ⅳ 社会契約説①
6週 民主政治の基本原理Ⅴ 社会契約説②
7週 民主政治の基本原理Ⅵ 現実の政治を基本原理にそくして考察すると
8週 前期中間試験 これまでの学習の確認
2ndQ
9週 基本的人権Ⅰ 日本国憲法の成立(歴史的背景・基本原理)
10週 基本的人権Ⅱ 法の下の平等
11週 基本的人権Ⅲ 自由権①(人身の自由)
12週 基本的人権Ⅳ 自由権②(精神の自由・経済の自由)
13週 基本的人権Ⅴ 社会権①(生存権)
14週 基本的人権Ⅵ 社会権②(教育権・労働基本権)
15週 前期末試験 中間試験以降の学習の確認
16週 後期の始まりにあたって 後期の始まりに際して(現代社会を歴史のなかにどのように位置づけるか)
後期
3rdQ
1週 経済社会と経済体制Ⅰ 人間と経済(経済活動と意義、財と稀少性)
2週 経済社会と経済体制Ⅱ 経済社会の変容と経済思想①(経済社会の類型、産業資本主義とアダム・スミス、19世紀の経済社会と経済思想)
3週 経済社会と経済体制Ⅲ 経済社会の変容と経済思想②(世界恐慌とケインズ、第二次世界大戦後の経済社会、社会主義経済の成立と崩壊)
4週 経済社会と経済体制Ⅳ 経済社会の変容と経済思想③(現代の経済社会)
5週 現代経済のしくみⅠ 経済主体と経済の循環
6週 現代経済のしくみⅡ 市場の機能と限界
7週 現代経済のしくみⅢ 現代企業の特色と社会的責任
8週 後期中間試験 これまでの学習内容の確認
4thQ
9週 現代経済のしくみⅣ 経済の成長と景気変動
10週 現代経済のしくみⅤ 政府の経済的役割(税財政のしくみ、政府の失敗)
11週 現代経済のしくみⅥ 資金の循環と金融機関のはたらき(金融と金融政策)
12週 現代の日本経済と福祉の向上Ⅰ 日本経済の発展と産業構造の変化①(戦後の経済民主化と復興、高度経済成長、石油危機以降の日本経済)
13週 現代の日本経済と福祉の向上Ⅱ 日本経済の発展と産業構造の変化②(バブル経済と平成不況、産業構造の変化と経済のソフト化)
14週 現代の国際経済 現代の世界経済と日本(経済活動のグローバル化)
15週 後期(学年末)試験 中間試験以後の学習の確認
16週 成績確認 成績の確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力3000010040
専門的能力2000010030
分野横断的能力2000010030