電子情報工学実験ⅢA

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 電子情報工学実験ⅢA
科目番号 0074 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材
担当教員 早勢 欣和,阿蘇 司,伊藤 尚,古山 彰一,小熊 博,門村 英城

到達目標

実験に対する基礎的能力を身につける.ここでいう基礎的能力とは,座学との関連性に気付き,実際に手を動かして,考えた結果をレポートとして公表するという一連のサイクルを実行する能力である.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
実験の取り組み原理を理解し,適切に機器を取扱い,率先して実験を遂行できる.原理を理解し,適切に機器を取扱い,実験を遂行できる.実験に参加できない.
ソフト系の報告書の作成報告書で必要な項目について記述し,妥当な考察を行うことができる.報告書で必要な項目について記述できる.報告書で必要な項目について記述できない.
ハード系の報告書の作成報告書で必要な項目について記述し,妥当な考察を行うことができる.報告書で必要な項目について記述できる.報告書で必要な項目について記述できない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
ソフトウェアに関するこれまで授業等で学習したことを確認するための基礎実験と,基礎事項を発展させた応用実験を行う.
授業の進め方・方法:
テーマ毎に提示する資料に基づいて実験を行う.
注意点:
・レポートは全てのテーマについて,定められた期限内に必ず提出しなければならない.
・レポート評価: レポートの書き方,実験結果の整理と検討,提出期限など
・到達目標の達成度を確認するために,課題や提出されたレポートに対して質問することがある.
・到達目標の達成度評価(レポートの考察内容,質問に対する回答など)
・単位認定には,60点以上の評定が必要である

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
実験環境構築

実験実習に必要なLinuxおよび開発環境の再構築を行うことができる.
2週 UNIX入門III シェルの基本について習得する.
3週 UNIX入門III シェルの基本について習得する.
4週 プログラミング: 計算機における計算誤差の解析 桁落ち,計算機イプシロン等の計算誤差に関する問題の演習を行い、計算誤差の有無を確認するためのプログラムを作成できる.
5週 プログラミング: 計算機における計算誤差の解析 桁落ち,計算機イプシロン等の計算誤差に関する問題の演習を行い、計算誤差の有無を確認するためのプログラムを作成できる.
6週 プログラミング: 乱数の発生とモンテカルロ法 疑似乱数を作成し,モンテカルロ法を実装する.
7週 プログラミング: 乱数の発生とモンテカルロ法 疑似乱数を作成し,モンテカルロ法を実装する.
8週 演習: Webサーバ Webサーバシステムについて説明できる.
2ndQ
9週 演習: Webサーバ Webアプリケーションの仕組みを説明できる.
10週 実験理解度の確認 これまでの実験の理解度について確認する.
11週 数値計算実験 ニュートン法
12週 数値計算実験 ガウスの消去法
13週 FPGA設計(1) FPGA設計のための専用ツールを使用することができる
14週 FPGA設計(2) 組み合わせ回路をHDLにより設計できる.
15週 産業動向調査 産業動向を調査する.
16週 レポート作成 これまでの実験・演習に関するレポートを作成し,提出できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート達成度相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力4030000070
専門的能力2010000030
分野横断的能力0000000