電気磁気学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気磁気学Ⅱ
科目番号 0077 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 例題と演習で学ぶ電磁気学,柴田尚志 著,森北出版株式会社
担当教員 椎名 徹

到達目標

・電流界の基本的な用語について説明できる.
・静磁界の基本的な用語について説明できる.
・磁性体の磁気的性質について説明し,磁界や電磁誘導について計算することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電流界の基本的な用語を正しく理解し,詳細に説明できる.電流界の基本的な用語を説明できる.電流界の基本的な用語を説明できない.
評価項目2静磁界の基本的な用語を正しく理解し,詳細に説明できる.静磁界の基本的な用語を説明できる.静磁界の基本的な用語を説明できない.
評価項目3磁性体の磁気的性質について正しく理解し,磁界や電磁誘導に関する応用問題を解くことができる.磁性体の磁気的性質について基本的なことを理解し,磁界や電磁誘導に関する基礎問題を解くことができる.磁性体の磁気的性質について基本的なことを理解できず,磁界や電磁誘導に関する基礎問題を解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE B2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電磁気現象のうち基礎的で重要な原理・法則について,電気磁気学Ⅰ・Ⅱおよび電波工学にて,時間をかけて学んでいく(c2)。これらの諸法則はあらゆる分野のテクノロジーに応用されているため、シミュレーションを含む演習・小テストなどを通して理解を深めていく。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する.
注意点:
<授業改善策>
プリントを活用し,理解を助けるよう心がける.前期後半のように速く進むので注意.
<追認試験について>
評価が60点に満たない者に対して,願い出しかつ十分な学習が認められる場合追認試験を行う.内容は各中間・期末で60点に満たなかった範囲.その結果,単位の修得が認められた場合,総合の評価を60点とする.評価方法及び評価基準は本試験と同じにする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 電流と電流密度 ガイダンス
電流路電流密度について解説する.
2週 抵抗とオームの法則 オームの法則と抵抗の温度計数について学ぶ.
3週 ジュール熱
電流の連続性
ジュールの法則と電流について学ぶ.
4週 アンペールの力と磁界
ビオサバールの法則
ビオ・サバールの法則について解説し,演習問題を行う
5週 アンペールの周回積分 アンペア周回積分の法則について解説し,演習問題を行う
6週 磁界計算とガウスの法則 更に高度な演習問題を行う
7週 電流に働く力とトルク 粒子が電界および磁界から受ける力を説明する
8週 中間試験 1-7週の内容で試験を行い,理解度の確認.
4thQ
9週 磁性体 磁化の原因,磁化の強さについて解説.
・B-H曲線,ヒステリシス特性について理解する.
10週 磁界 磁化率および透磁率の式を説明する.
11週 磁極による磁界 磁荷による磁界の計算.
12週 磁束密度と磁界の境界条件
磁気回路
・磁束密度と磁界の境界条件.
・磁気回路の解説と演習問題を行う.
13週 電磁誘導の法則 ファラデーの法則およびレンツの法則について学ぶ.
14週 磁界中を運動する導体に働く起電力 電磁誘導による起電力を学ぶ.
15週 期末試験 9-14週の授業内容について試験を行い,成績評価と確認.
16週 答案返却・解説、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000